セカンドステップ
今日は澄迈から儋州までの172.8kmでレースが行われました。
今日のメインの作戦は盛選手が少人数の逃げに入りスプリントポイントをとっていく動きをすること。ここ数ステージは総合上位争いができる選手が3人くらいの逃げに乗ってスプリントポイントを取っていく展開だったので、盛選手もこの動きに同調して可能な限りスプリントポイントをとって総合成績を上げておくことを目指しました。そしてもし逃げに乗ることができなかった場合はチームでまとまってゴールスプリントに参加すること。チームとしては自ら力を使いますが、積極的に流れに乗っていく作戦でいくことにしました。
しかし今日のレースはいつもとは違う展開でした。序盤に3人のリーディンググループができて、盛選手はそこに乗っていこうとしましたが、あと少しのところで届かずそこに入ることができませんでした。その後に2名の選手がその3人に合流して5人の逃げ集団を形成しました。今日もその逃げで決まりかと思っていたところ、集団は99.6km地点にある山岳ポイントを前にペースアップ。5人の逃げを吸収して、それから激しいアタックが繰り返されました。
ずっと一列に伸びた集団。時折少人数の逃げができては捕まり、一向に落ち着く気配はありませんでした。愛三レーシングは5人の選手がそれぞれアタックに対応していました。人数が少ないので一人一人にかかる負担が多いので、苦しい展開だったのですがそこは実力を見せて決定的な逃げは作らせませんでした。
そして終盤2名の逃げが決まっていましたが、残り5kmほどで吸収。最後はゴールスプリントになりました。愛三レーシングは木守選手が盛選手を連れて前に上がり、そこで盛選手が綾部選手に合流してスプリントを開始しました。結果は7位でUCIポイントを4ポイント獲得しました。勝ったのはスキル・シマノのケニー・ヴァンヒュンメル選手でした。
今日のレースは終始ハイペースな展開で選手たちはかなり消耗したように思います。しかしそれでも5人でアタックに対応し、ゴールスプリントで7位に入ることは愛三レーシングの実力を示しているものだと思います。明日からの2日間は各ステージ3つの山岳ポイントと3つのスプリントポイントのあるロングのステージなので、この正念場の2日間をしっかりと攻略して、悔いの残らない成績で終えられることを目標に集中していきます。
明日は儋州から东方までの196kmで行われます。今大会最長距離のステージです。 応援よろしくお願いします。
ツアーオブハイナン
第4ステージ 結果
区間成績
1. ケニー・ヴァンヒュンメル(スキル・シマノ) Time 3h54m22s
2. モハメド・ハリフ・サレー(トレンガヌプロサイクリング)
3. ピーター・アーディン(アトラス・パーソナル)
7. 盛 一大
55. 中島康晴
57. 伊藤雅和
91. 綾部勇成
93. 木守 望
総合成績
1. ジャスティン・ジュール(ラポム・マルセイユ)Time 22h56m47s
12 .盛 一大 +15
34. 伊藤雅和 +29
42. 中島康晴 +2:19
48. 綾部勇成 +3:53
65. 木守 望 +5:40
出走106人/完走102人
ツアー・オブ・ハイナン特設ページ
2011年10月20日~10月28日 UCI AsiaTour 2.HC
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2011.10.25
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