10/24 ツアーオブハイナン第5ステージ　リポート

雨と泥

今日のツアーオブハイナンは海口から澄迈までの151.6kmで争われました。本日も比較的フラットなコースレイアウトでした。

愛三レーシングの作戦は、ここ数日総合上位の選手が逃げに乗ってスプリントポイントを獲得して順位を上げているので、盛選手も逃げをトライして総合上位をあげてみること、そしてそれがダメな場合はゴールスプリントで勝負する作戦で臨みました。

今日はにわか雨の予報がでていたのですがスタート時点では降っていませんでした。盛選手はスタートから積極的にアタックに乗っていきますがなかなか決めることができません。

今日は風も強かったので、ハイスピードな展開から集団が伸びたり縮んだりして落ち着きがありません。一時盛選手・伊藤選手を含む6人の逃げも決まりかけましたが、人数の多さからうまくいきません。

そして激しいアタック合戦の結果、総合上位を2名含む3人の逃げが決まりました。そこに盛選手は2名で追走しましたが、もう1名の選手の協力を得ることができず追いつくことができませんでした。

途中から雨が振り出し、選手たちはたちまち泥で真っ黒になっていきます。逃げている3人はそのまま2つあるスプリントポイントを獲得して、総合順位を上げました。しかしその後はスキル・シマノが集団をコントロールして吸収。最後はゴールスプリントになりました。

ラスト3kmが思っていたよりも下っていて、集団の速度は最高速まで上がりました。後から選手たちに聞いた話によると、アウタートップがぐるぐる回っていたと言っていました。そうなると軽量な愛三の選手は位置を上げていくことが難しく、逆に大きいギヤをつけている選手に有利になります。おそらく54Tのギヤをつけているであろうトレンガヌの選手がワンツーでフィニッシュしました。愛三の最高位は盛選手の28位でした。


明日のステージは澄迈から儋州までの172.8kmです。久しぶりに山岳ポイントが復活することによりレース展開が少し変わってきます。ここ2日間うまく中間スプリント、ゴールスプリント共に絡むことができず悔しい思いをしています。今日でレースは折り返し、ラインレースはあと3ステージ。残りのチャンスをしっかりものにして総合成績をあげていきたいと思います。

応援よろしくお願いします。

ツアーオブハイナン
第5ステージ　結果

区間成績
1. アヌアル・マナン（トレンガヌ）Time 3h21m25
2. モハメド・ハリフ・サラー（トレンガヌ）
3. リコ・ロジャース（ジャイアント・ケンダ）

28. 盛　一大
33. 伊藤雅和
34. 中島康晴
58. 木守　望
81. 綾部勇成

総合成績
1. ジャスティン・ジュール（ラポム・マルセイユ）Time 19h02m25s

9.   盛　一大 +15
33. 伊藤雅和 +29
44. 中島康晴 +2m19
52. 綾部勇成 +3m53
64. 木守　望 +5m22

出走108人／完走106人

ツアー・オブ・ハイナン特設ページ

2011年10月20日～10月28日 UCI AsiaTour 2.HC

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