UCIハイクラスレース区間4勝目!
今日は五指山から兴隆まで152.6kmコースでレースが行われました。序盤の1級山岳で集団が2つに分裂。そこからさらに11人の選手が抜け出しました。愛三の選手は綾部、盛、伊藤の3人の選手が第2集団で頂上を越えて、その集団は下りで先頭を捕らえ集団はひとつに戻りました。
その後何度か単独のアタックが繰り返されますがうまくいかず、そのうち先頭集団はペースダウン。そうしているうちに最初の上りで遅れていた集団も追いつきレースは振り出しに戻りました。
そしてラスト50km地点で中島選手が単独アタック。集団はそれを見送って中島選手は単独で逃げることになります。 差は2分前後を推移していましたが、ラスト30kmあたりから差が開き始め、ラスト20kmでは3分以上の差がありました。あとから選手たちに聞いた話によるとバイクからタイム差が なかなか発表されず、20kmでいきなり3分40秒とでたということです。
そのタイム差が出ていなかった時間に中島選手はタイムを稼ぎ、残り15kmでは差は4分に。逃げ切りが確実になっても淡々とペダルを踏む中島選手。そしてラスト3kmで差が縮まり1分30秒に。 それでも最後まであきらめずにペダルを踏み続けた中島選手は最終的に集団に59秒の差を付けてゴール。価値のあるハイクラスでの優勝を飾り、UCIポイントを20ポイント獲得しました。
後続は2位争いの集団スプリントになり、綾部・盛・福田の順番でゴールを狙いました。ゴール手前150mに福田選手が先頭になる最高の形でスプリントに入ったのですが、福田選手がうまく伸びずに11番目でゴールし区間12位でした。それでも最高の形でスプリントに入れたことはかなりの収穫です。この形のイメージを崩さず行けば今大会中に表彰台に上ることも夢ではないはずです。
幸先のよいスタートになったツアーオブハイナン。明日からのステージも総合・区間をバランスよく狙っていく作戦で挑みます。明日のコースは兴隆から文昌までの161.6kmで争われます。ゴールまでアップダウンの連続ですがゴールスプリントが予測されます。よい形になってきた愛三トレインに期待してください。
明日も応援よろしくお願いします。
スタート前に入念にアップする選手たち
力走する中島選手
勝利を分かち合う選手たち
ゴール後の盛選手
ツアーオブハイナン
第2ステージ 結果
1. 中島康晴(愛三工業レーシング)Time 3h43m39s
2. ケニー・ヴァンヒュンメル(スキル・シマノ)
3. ジャスティン・ジュール(ラポム・マルセイユ)
12. 福田真平
24. 盛 一大
39. 木守 望
78. 伊藤雅和
82. 綾部勇成
個人総合成績
1. ジャスティン・ジュール(ラポム・マルセイユ)7h57m10s
11. 盛 一大 7h57m24s +14
35. 伊藤雅和 7h57m37s +27
47. 中島康晴 7h59m27s +2:17
58. 綾部勇成 8h01m01s +3:51
66. 福田真平 8h02m30s +5:20
73. 木守 望 8h02m30s +5:20
出走123人/完走117人
ツアー・オブ・ハイナン特設ページ
2011年10月20日~10月28日 UCI AsiaTour 2.HC
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