今日の第8ステージは今大会の山場、成都の都江堰市からスタートして都江堰まで帰ってくる134.1kmレースでした。途中に2つのスプリントポイントと2級と1級の2つのKOMがありました。実質総合成績が動く最後のチャンスのステージで、1級の上りを上りきってからゴールまで40kmほとんど下りなので、少人数でのゴールが予測されました。
愛三レーシングの作戦はいつもと変わらず区間優勝。それと上りに自信のない選手は最初の平坦区間で逃げ集団を形成して、上り口までにタイム差を稼いで上り始めること。そして上りに自信のある選手は先頭集団に残り、強豪たちと勝負すること。そして人数を前に多く送り込むこと。 鈴木選手が前回のヒルクライムで良い位置で走っていたので、鈴木選手は自力での区間優勝、さらには個人総合のジャンプアップが期待されました。
雨の中スタートしたレースは、平坦区間で2名の逃げが決まり1分前後の差で逃げ続けましたが、2級山岳で集団が一気にペースアップして2名を吸収。そのままの勢いで上っていき、集団の後ろのほうはバラバラになっていきました。そして一度下りすぐに1級山岳へ。
先頭には鈴木選手、西谷選手が残り奮闘しましたが、西谷選手が遅れてしまい先頭には鈴木選手のみに。そして鈴木選手は先頭から少し遅れたところで1級山岳を乗り切り、下りで先頭に合流。そのまま24人の集団でゴールまで行き、ゴールスプリントに絡み5位でフィニッシュしました。鈴木選手自身初のUCIポイントを4点獲得しました。そして総合上位争いの多くの選手が遅れる中、個人総合成績を44位から20位まで上げました。ツールド韓国での落車から、このレースのために仕上げてきて、しっかり結果をだしたと言えるでしょう。
レースは残すところあと1ステージになりました。明日は飛行機で最終ステージを行う天津に移動します。一日中移動になりますが、今日の雨の中のレースの疲れを十分に癒して、天津で念願のステージ優勝をしたいと思います。
20日のレースは天津のShiji Tianle Business Plazaからニュートラルで天津駅まで行き、駅前をリアルスタートして8.5kmのサーキットを10周する85kmのレースです。
応援よろしくお願いします。
スタート前のホテルの様子
スタート前
ツアーオブチャイナ 第8ステージ 結果
1.Matej Mugerli (PER) 3h06m43s
2.Ivan Kovalev (Rus)
3.Daniel Holm Foder (GLU)
5.Kenichi Suzuki
30.Taiji Nishitani
81.Yasuharu Nakajima
82.Masakazu Ito
83.Takeaki Ayabe
101.Kazuhiro Mori
2011年9月9日~9月20日 UCI AsiaTour 2.1
→ cyclowired.jp でも連日現地レポートが掲載されています!!
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