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9/11 ツアーオブチャイナ 第2ステージ リポート

今日のステージは西安市から宝鶏市まで高速道路上を走っていく180.7kmのレースでした。途中73.4kmと127.9kmにスプリントポイントがありました。朝から冷たい雨が降っていて、気温は18℃前後でした。

愛三レーシングの作戦はオーソドックスに逃げの展開ならそこにチームから数を乗せていき、スプリントになりそうな場合はチームでまとまって、西谷選手で狙って行く作戦でした。

レースはスタートして変わらずアタックの繰り返しで、ハイスピードで進んでいきました。最初の1時間の平均速度は50km/h近くになり、なかなか逃げが決まらず。

90km地点を過ぎた辺りで綾部選手、盛選手を含む23名の逃げが形成され、一時2分の差がついたのでこれで決まりかと思われたのですが、Type1、ロシアナショナルチームを中心に急速に追い上げて吸収。そこで振り出しに戻りました。

120km地点付近でアタック合戦の中からJoker MeridaとGiant Kendaの2名の選手が集団を抜け出しました。集団はこれを容認。2名で、さらに先ほどの追走が強力だったため、集団のペースは下がったままで、その2名とはみるみるとタイム差が開いていく。

150kmを過ぎた辺りでタイム差は6分弱になったのですが、それでも集団は追う気配を見せない。残り25kmを過ぎてタイム差は5分40秒くらいで、逃げ切りがほぼ確定したところくらいから集団は追走を始めました。

結局先頭の2名は3分44秒差で逃げ切り、Joker MeridaのGjolberg Adrian選手が一緒に逃げていたGiant KendaのHalmuratov Muradjan選手を振り切り優勝、リーダージャージも手に入れました。そして後続集団はTabriz PetrochemicalのShpilevski Boris選手が先頭で3位。愛三は盛選手が8位、西谷選手が12位に入りました。

今日のレースは有力チームの牽制が入ってしまい、すべてのチームが予想外の展開になってしまいました。しかしタイム差はまだ絶望的なものでもないので、明日以降山岳ステージも控えているのでチャンスを生かしてステージ優勝、そして個人総合のジャンプアップも狙って行きたいと思います。

明日の第3ステージはBaojiからFeng Countyまでの112km。途中1524mまで上る1級の山岳があります。明日のこの山岳は1つのキーポイントになります。ここでの結果が後半の成績に影響すると読んでいます。再び寒いレースになると思いますが、ファンの皆さんの熱い応援で選手たちを温めてください。明日も10時(日本時間11時)にスタートです。

明日も応援よろしくお願いします。


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雨の中のレースのため、寒さ対策をしっかりとする選手たち

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ゴール後の愛三レーシング Photo:Sonoko Tanaka

ツールドチャイナ 第2ステージ 結果

1.Adrian Gjolberg (TJM) 4h11m35s
2.Muradjan Halmuratov (GKT)
3.Boris Shpilevski (TPT)

8.Kazuhiro Mori
12.Taiji Nishitani
56.Yasuharu Nakajima
58.Takeaki Ayabe
69.Masakazu Ito
98.Kenichi Suzuki

Start 126/Finish 125

ツアー・オブ・チャイナ特設ページ
china2011
2011年9月9日~9月20日 UCI AsiaTour 2.1

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