今日はツアーオブチャイナ第1ステージが行われました。レース距離は12.1kmを10周する121km。その中に39.7km地点に山岳ポイント、60.5km、84.7km、108.9km時のスタートゴール地点にスプリントポイントが設定されていました。天候は朝から雨が降り、気温20℃前後と肌寒い中でのレースになりました。
チームの作戦としては基本的にタイム差をとられないことが第1条件で、あとは流れに乗って逃げの展開なら逃げ、スプリントになりそうならゴールスプリントをするといったオーソドックスな作戦でした。
レースはスタート直後からアタックの繰り返しで、終始逃げては捕まるの連続でした。途中愛三の選手も飛び出しを試みるも簡単には逃がしてはくれませんでした。
4周目を完了するスプリントポイントがかかっているゴールライン付近で大きな落車があり、愛三の選手は転ばなかったものの、綾部選手、鈴木選手が足止めを受けて遅れてしまいました。その後無事に集団に復帰しました。
そして6周目でアメリカのTeam Type1、スロベニアのPerutnina Ptujと台湾のGiant Kendaの3選手が抜け出すことに成功しました。3人は始め40秒くらいの差で逃げていましたが、残り3周回目で集団のペースが落ち、3人は集団に最大1分50秒の差をつけます。
残り2周から南アフリカのMTNやオーストライアのV Australiaなどのスプリントに持ち込みたいチームが集団のペースを上げ始め、前の3人との差はみるみる詰まって行きます。そして残り1周時点では50秒になります。そして残り5km辺りで3人を吸収。最後の勝負はゴールスプリントに持ち込まれました。愛三は西谷選手を軸にスプリントに挑みましたが、位置取りの際に離れてしまい、盛選手、西谷選手の順番でゴールして、11位、15位という順位でした。
今日のレースで選手たちはだいぶ感覚を取り戻してきたと話していました。だんだんと調子を整えていけると思うので、明日以降のレースも楽しみです。
明日は西安市から宝鶏市までの180.7kmのレースです。コースの約95%が高速道路上で、料金所も通過します。明日も雨予報で、さらに高速上は広くて勾配もよくわからないプロフィールなので、波乱のレースになる可能性かもしれません。明日からは抑えめの走りから積極的な走りに切り替えて、結果につなげていきたいと思います。
明日のレースも10時(日本時間11時)スタートです。
応援よろしくお願いします!
ツアーオブチャイナ 第1ステージ 結果
1.Rico Rogers (GKT) 2:27:45
2.Shpilevski Boris (TPT)
3.Cantwell Jonathan (VAU)
11.Kazuhiro Mori s.t.
15.Taiji Nishitani
25.Takeaki Ayabe
27.Yasuharu Nakajima
81.Masakazu Ito
111.Kenichi Suzuki
Start 129/Finish 126
ゴール後地元TVの取材を受け、レースの感想を答える鈴木選手
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