先週行われたのJBCF東日本クラシック修善寺大会に続き、今週は昨年から行われている南信州松川ロードレースに出場しました。修善寺大会では鈴木謙一選手が2位、伊藤選手が5位になり、チームとしてはいい雰囲気で終えることができました。その勢いを保ち、今週は7人でのエントリー。昨年はとても暑く厳しいレースだったので、今年も厳しい暑さ、厳しいコース、厳しいレース展開との戦いになることが予想されました。それではレポートです。
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第2回JBCF南信州松川ロードレース
8月7日(日) 長野県下伊那郡松川町 上大島周回コース 105km(7.5km×14周)
text: Takumi BEPPU, Photo: Yukari HASHIMOTO
天気予報は曇りのち雨の予報を示していましたが、当日は晴天で激しい日差しの中でのスタートになりました。
レースは1周目のニュートラルの区間からペースが速く、そのまま集団が伸びて逃げが決まりました。メンバーはJプロツアーのリーダー宇都宮ブリッツェンの増田選手とJプロツアー個人ポイント2位の畑中選手、3位の西園選手、先週の修善寺で優勝した鈴木(譲)選手のシマノレーシングの3人、マトリックスパワータグのイタリア人選手のガロファロ選手の5名。いきなりの有力どころが抜け出していたので、今日こそシマノレーシングがJプロツアーポイントの逆転を狙っている作戦だと思いました。愛三の選手も前にいたほうがよかったのですが、スタートした位置が後ろだったため、最初のニュートラルでのペースアップに対応できなかった模様。しかしメインのチームは前に乗ってしまっているので、愛三は再び追う展開になりました。しかしかなりの暑さだったので、いかに有力選手といえども始めから逃げたら消耗が激しいのは否めないので、今日のレースは粘り勝負になると予想しました。
中盤になると先頭のシマノの西薗選手が暑さで遅れ、先頭は4名に。そして宇都宮ブリッツェンもこの展開を不利に感じたため、愛三と協力して先頭との差を詰めていくことに。約1分30秒前後の差を推移してレースは進んでいきました。そして残り4周くらいで先頭から鈴木(譲)選手がアタックする。しかし後ろの集団から鈴木選手、品川選手、福田選手、伊藤選手にサポートされてきた中島選手が宇都宮ブリッツェンの中村選手とシマノレーシングの鈴木(真理)選手とアタックをして集団を抜け出しタイム差を詰めていく。その差約40秒。さらに次の周になると鈴木(譲)選手は先頭に吸収されていて、中島選手のグループとは25秒差になっていました。
その後の周には中島選手たちは先頭に追いつき7名のグループになります。勝負はこの7人で行われることになりました。始めから逃げているメンバーはさすがに疲労が見えていたので、中島選手の優勝も十分可能性がありました。
そしてラスト1周。鈴木(譲)選手が遅れシマノ2名、宇都宮2名と不利な状況でしたが、どちらもチームも上りで単独で抜け出すようなアタックはできなかったようで、最後は7人のゴールスプリントに。中島選手はシンカラで優勝した時と同じように、コースの地形を使って自分の最高のラインでの先行を試みましたが、さらにその内側から畑中選手に行かれてしまい、最後は惜しくも2位でのゴールになりました。そして完走21名という厳しいレースで、愛三の選手たちは中島選手をしっかりと支えた後も、ゴールを目指してしっかりとペダルを踏み続けていましたが、残念ながらタイムアウトになってしまいました。そんな中、福田選手が厳しいコースにも関わらず粘り強い走りをみせて、10位でゴールしました。
今回は暑さに加え、早い展開のレースに苦しめられましたが、レースをよく見てタイミングを見計らって動きだした中島選手が先頭に追いつき、2位という限りなく優勝に近い素晴らしい走りをしました。福田選手もしっかり粘り、DNFだった選手達も各々の仕事を全うして今後に繋がるとてもいい走りをしました。このような走りの積み重ねが今後のレースの勝利に繋がると信じています。
本日も暑い中応援ありがとうございました。次回のレースは8月28日に行われるシマノ鈴鹿ロードレースになります。引き続き応援よろしくお願いします!
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第2回JBCF南信州松川ロードレース 結果
1. 畑中勇介(シマノレーシング)
2. 中島康晴(愛三工業レーシング)
3. V.Garofalo(マトリックスパワータグ)
4. 中村誠(宇都宮ブリッツェン)
5. 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)
6. 鈴木真理(シマノレーシング)
10. 福田真平(愛三工業レーシング)
DNF. 綾部勇成
鈴木謙一
品川真寛
伊藤雅和
木守望
(出走92名 完走21名)
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