ツールド熊野 第2ステージ
text:Takumi BEPPU
今日のステージは118.2kmの熊野山岳コースでした。このコースは距離自体は短いのですが、上りと下りを繰り返すタフなコースです。
愛三は総合上位の選手が多いので、できる限り先頭集団に残って勝負すること、有力チームのDangero&Antenucciやシマノの入った逃げには必ず反応すること、上りでは深追いせずアタックをされても下りや平坦を使って追い上げることを基本に走る作戦でした。
レースはスタートして愛三レーシングのコントロールの元に進んで行く。そんな中シマノの西園選手とBSアンカーの伊丹選手が逃げる。しかし伊丹選手はしばらくして吸収、そのあと鹿屋体育大学の山本選手が単独で飛び出す。西園選手と山本選手は合流して1回目の千枚田のKOMを約1分で通過。メイン集団は愛三とDangero&antenucciがコントロールして千枚田を通過。そこで集団は二つに分かれて愛三は先頭に西谷選手のみになってしまうが、札立峠の入り口までに全員分かれた前の集団に合流。そして札立峠が始まる。
札立峠の入り口からDangero&Antenucciがハイペースでコントロールしていく。福田選手がたまらず遅れてしまい、続いて木守選手も遅れてしまう。その後Dangero&Antenucciのチャベス選手とバリアーニ選手が集団からアタックする。先頭は2名になり、その後ろを西谷選手を含む4人が追走。その後ろを盛選手、品川選手を含む30人前後の集団が追走する。
盛選手、品川選手を含む30人ほどの集団が下りで半分くらいになり、西谷選手の集団に追いついた時点で先頭2名と追走14名。その時点で前のDangero&Antenucciの2人と1分差。そこから盛選手が捨て身で千枚田のふもとまで集団を牽引する。千枚田のふもとから西谷選手がペースで上り、下った時点で集団は7名に絞られる。そこに西谷選手と品川選手が入る。
そこからゴールまではあまり大きな動きはなく、先頭は約1分差のままゴール。追走は西谷選手が先行でスプリントするも惜しくも4位で個人総合が50秒差の4位と同タイムで3位、ポイント賞1位になりました。品川選手は8位で個人総合が57秒差の5位になりました。
今回のレースはDangero&Antenucciのチーム力がずば抜けていました。しかしチーム的には出し切ったので悔いはありません。やるだけのことはやったと思います。今後はこの差を埋めるためにどうすればよいのかチーム全体で考えて、今後のレースに生かしたいと思います。
しかしレースは明日も続きます。台風の影響で天候の更なる悪化が懸念されますが、レースのある限り総合上位を堅守するために前前でレースをしていきます。
明日も応援よろしくお願いします。
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