本日4月15日(金)に開幕した「ツール・ド・韓国2011(UCI2.2)」は24日まで休息日一日を挟む全9ステージで行なわれます。今日行なわれた第1ステージでは最後6人が逃げ切り、愛三勢は盛選手の区間9位が最高位となりました。1分14秒のタイム差は着きましたが今後どのように逆転を図っていくかその走りに注目です。別府匠監督のレースリポートです。
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ツール・ド・韓国2011 Race Report (stage1)
text.Takumi BEPPU (Team Manager)／photo:Nana WATARAI
今回のツールド韓国は9ステージで、後半の6、7、8ステージが山岳ステージなので後半に力を発揮できるようなイメージで臨みます。条件のひとつとして前半のステージで3分以上のタイム差を大きくつけられないことがあります。
約一ヶ月ぶりのレースとなったツールド韓国スタート前
第1ステージは3級の山岳、スプリントポイントを含む108.1km。スタートからアタックの繰り返しで進んでいきました。今年の韓国は去年とは打って変わって暖かく、今日の予報では23℃くらいまで上がるということでした。車に乗っていると空気の乾燥をすごく感じました。実際レースが終わる頃には車の温度計で28℃ありました。
そんな気候の中レースが動いたのはやはり57.8km地点にある3級のKOM。平均勾配8.1%、最大勾配13%の上りで集団がばらけた。前の集団には盛選手、鈴木選手、品川選手、福田選手が残った。その時点で前に6人の選手が抜け出していたが83.6kmのスプリントポイントの前に吸収された。
その後香港ナショナルチームの選手とジャパンナショナルチームの伊丹選手の2名で飛び出し、そこにニュージーランドのサブウェイチームが合流。この3人がスプリントポイントを香港、NZ、日本の順番で通過。さらにここにタブリーズの選手が一人で追いつき、さらにタブリーズの選手とオーストラリアのジェネシスの選手が合流して計6人で逃げることとなる。
この逃げは一時31秒くらいまでタイムが縮まったが、最終的には1分14秒差で逃げ切りタブリーズのErler選手が優勝。1分14秒差の追走集団では盛選手が3番目でゴールし9位でフィニッシュした。また福田選手が14位、品川選手が17位で愛三はチーム区間4位でした。西谷選手と中島選手は8分24秒の集団でゴールしました。
補給を受ける西谷選手
中島選手
鈴木選手
今日は最終的に単発でアタックした選手が合流していい協力体勢が結ばれてしまった。追走集団は逃げ集団の情報がよくわからないまま積極的に追うチームもなく、愛三もうまく動くことができず先頭を取り逃がしてしまいました。しかし1分14秒はそこまで致命的なタイム差ではないので、明日からはタイム差をどう逆転していくかを考えながらレースをしていきたいと思っています。
明日はGeochangからGangjinまでのパレードを含む224.7kmのステージ。前半に大きな山があり距離も長いのでひと波乱ふた波乱あると思います。明日からのステージもチーム一丸として走ります。応援よろしくお願いします。
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