4月15日から行なわれている「ツール・ド・韓国2011」は残り3ステージを前に今日が移動も兼ねた休息日です。その模様が現地スタッフのNanaさんから届きましたのでご紹介します。
最後には別府監督より明日からの3ステージに向けてコメントもあります。
残り3ステージも応援よろしくお願いします!
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ツール・ド・韓国2011 休息日
text.photo:Nana WATARAI (Aisan Racing Team)
本日4月21日はTour de Korea 2011唯一の休息日です。疲労の溜まってきた選手はもちろんですが、スタッフにとってもちょっと一息つける時間だったりもします。
休息日だからと言って朝から晩まで休息をしているわけではありません。今日はいつもより1時間ほど遅い朝食の後選手は軽い練習に出かけました。午後から次のホテルへの移動があるため、スタッフは出発の準備などをして午前中は過ごしました。
この大会ではひとつのホテルに全チームが宿泊するわけではなく、Motelも活用しながらチームごとにばらばらの施設になるというのはご紹介してきました。ならば食事はどうなるのかというと、さすがに各宿泊施設で用意してもらうというわけにはいかず、それぞれの街で食事箇所が決められ全てのチームがそこへ集合して食事をとります。
食事場所は、ホテルの宴会場のこともありますが、ホテルではなく結婚式場のような宴会場だけがある場所だったりスタジアムだったりもします。たまたま自分たちの宿泊するホテルが食事場所になればラッキーですがそれ以外は車で食事に出かけます。夕食も朝食も基本的には同じです。
メニューも大体同じです。韓国料理も沢山出ます。もちろんキムチも朝から出てます!毎日の昼食はレース中のためということもあり、レース後の軽食が朝食時に配られることが多いです。
今日はレースがないため昼食は初めて外食にしました。といってもMotelの隣。イさんが見つけてくれました。まるで一軒家のようなたたずまいのレストランに入ると落ち着いた雰囲気のお店で、本当にお家にお邪魔したような感じでした。
料理は定食と言われましたが、沢山の種類のおかずが出てきました。「これを自分で好きなようにご飯に混ぜて食べて下さい」とイさんに説明され、思い思いの「丼」をいただきました。思わず食べすぎるほどおいしかったです。
日本人は一つのお皿の料理をみんなで取り合う大皿スタイルが多く欧米の方には抵抗があると聞いたことがあります。韓国は更に上(?)をいっていました。大皿から直接食べるというのです。日本だと「取り皿」使いますよね。今回は丼を取り皿にしていただきましたが、スープも直接どうぞと言われてちょっとびっくりしました。
初めての外食は選手以上にスタッフが盛り上がり、選手のテーブルはおかわりリクエストがなかったのに、私たちスタッフテーブルは思わずおかわりをしてしまいました・・・。
食事の後は約1時間半かけて明日のスタート地点でもあるTaebaekの街に移動してきました。
今回の韓国のレースでは街灯の形がユニークなことにいち早く匠監督が気付いて写真を撮ってきたのですが、今日の移動でも街ごとに街灯が違っていておもしろかったのでご紹介します。
現在宿泊しているのは山の上に位置するリゾートホテル。周りには雪が残っています。明日はこの山を下ったところがスタートですがKOMが3つあり距離も192.5kmと長いです。天気予報は傘マークがついていたのですが、どうか本降りにならないように、気温が下がりすぎないように・・・。
リラックスした1日を過ごし明日からの3レース精一杯頑張りますので残り3日間応援よろしくお願いします!
愛三レーシングチームのFacebookページでは別府監督が日々のチームの様子を掲載してくれていますので、コチラもぜひチェックしてみてください!
別府監督のコメントも届きました!
今日はYeongjuからTaebaekまでの約90kmの道のりを移動しました。選手たちは午前中にYeongjuの町で軽くトレーニングを済ませ、滞在したホテルの近くで昼食をとってから車でホテルまで移動しました。
ホテルは山の上標高約1500mのところにあり、そこまでの道のりは峠道だったので何人かの選手達は車酔いに悩まされていましたが、無事に到着しつかの間の休息をしていました。
明日はTaebaekからYangyangまで、今大会最後の長距離の192.5kmのレースです。3つのKOMのあるとてもタフなコースです。さらに明日は雨予報が出ていて標高が高いこともありとても寒くなることが予想されます。
山と雨と寒さで悪天候のサバイバルのレースになると思われるので、みなさんの熱い応援で選手達を後押ししてください。最後まで行ければかならず勝機が訪れます。
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