皆さまこんばんわ！広報担当のハシモトです。
昨日2月1日にツールドランカウイの全日程が終了し、連日応援してくださっていたファンの皆さんもほっと一息つかれている頃ででしょうか？でもちょっと、気が抜けちゃいますね。
レース期間中は、現地から届く別府監督のレースリポートと佐藤カメラマンの写真で愛三レーシングの戦いを連日お伝えしてきました。そしてこの「ディアサポーターズ」では、チームスタッフのNana(WATARAI)さんから届く現地情報をご紹介してきました。
綾部選手がステージ優勝し今回初めて愛三レーシングに興味をもたれた方も多いかと思いますが、Nanaさんは堪能な語学力を生かし、国際レースを中心にチームの活動を支えるスタッフです。各国のレース関係者にも馴染みが深く帯同する海外レースでチームの素顔をリポートしてきてくれました。
海外のレースはこれまでレース結果を知るくらいが関の山で、選手たちがどんな走りをしていたのか？なかなか分からなかったのが現状でした。しかしアジアを活動拠点に置くからには、もっともっとファンの皆さんに走りも思いもお伝えしたい。そして愛三レーシングの走りを通して、訪れる国々の文化や歴史、そこで暮らしレースを楽しみに応援する人々やレースを支える人々の息吹を感じて頂ければ･･･。
「レースに関わる全ての人が皆家族」。以前そんな言葉を関係者の方から伺ったことがあります。
人間味あふれるロードレースの、走ることと同じくらい大切なもの、をこれからもお伝えできればと思います。少し遅くなってしまいましたが昨日最終日を迎えた第10ステージの「ディアサポーターズ」をお楽しみください。
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ツール・ド・ランカウイ2011 第10ステージ
text.photo:Nana WATARAI (Aisan Racing Team)
ツール・ド・ランカウイ第10ステージがマレーシアの首都クアラルンプールでフィニッシュし無事に閉幕しました。10日間という長いレースで途中悪天候に見舞われながらも、チームとしては綾部キャプテンの第4ステージのステージ優勝と総合リーダー獲得、そしてゲンティンハイランドを登る翌第5ステージではリーダーチームとして走るという大きな経験を積んだ、意義のある忘れられない大会となりました。
今日のスタートはホテルから約6kmの地点。選手は自走でスタート会場へ向かいました。久しぶりに太陽も顔を出し最終日にふさわしい素晴らしい天気に恵まれました。スタート地点には沢山の人が集まってくれていました。
関係者も選手もスタッフも、最終日のすがすがしい空気と全員で作り上げてきたこの大会の最後を楽しむような不思議な空気に包まれていました。スタート地点ではあちらこちらで記念撮影をしたり、今日までの労をねぎらうシーンもたくさん見られました。コミッセールの方はもちろん、大会を支えて下さった警察の皆さん、マーシャルの皆さん。まだ第10ステージがあるとはいえ、皆無事にここまで一緒に来られたことを喜んでいました。
今日のスタート地点
白バイがズラリ
警察の皆さん 安全を願い朝礼を欠かしません
大会を支えてくれたマーシャルの皆さん
コミッセールの方々
大会スタッフも今日は嬉しい
今年は日本のメディアも多かった 砂田さん・大前さん・シクロイマージュさん
佐藤有子さん 10日間ありがとうございました！
スタート前の様子
今日2月1日は西谷泰治選手のお誕生日。めでたく30歳になりました。
(そんなお誕生日にまつわるお話は後ほど・・・)
レースは予定通り13:00(日本時間14:00)にレースが始まりました。今回なかなか登場が少なかった太朗マッサー。レース後にはいつも通り選手の心と体を癒してくれていました。その他には毎日ホテルから次のホテルへ移動し、レース後に選手とスタッフが到着する前にホテルのチェックイン・荷物の運搬・夕食会場の確認などをしてくれていました。後半は体調不良の選手のお世話も・・・。今日は移動がないのとホテルの前を通るため、Aisanサコッシュを持って応援団を結成し声援をおくってくれました。
ようやく陽射しが戻った最終日
この景色も今日でラスト
補給を受ける真平選手
高速道路を使ったレース 皆さん止まってくれています
歩道橋の上にもたくさんの観客が
シクロイマージュさんは連日動画を配信してくれました
補給を受ける綾部選手
赤星マッサーも応援！
Shah Alamから迂回コースを通ってクアラルンプールの周回コースへ。昨年同様の周回コースを6周しました。天気も良く沢山の方が沿道に集まって下さっていました。結果はステージ優勝はなりませんでしたが3人で精一杯戦った選手はとても良い顔をしていました。
沿道にはたくさんの応援
周回コースに入りました
KLタワーです
フィニッシュ地点
レース後は主催者の方へ挨拶へ伺いました。我々はレースに招待していただいていますが、ただ来て走るだけではなく、たくさんの方と出会い触れ合い、ロードレースを通じて沢山の絆を深めています。そんな中、主催者の方への挨拶はできる限り選手もスタッフも一緒に最終日に伺うのというのがすでに当然のことのようにチームに定着しています。今日も、沢山のVIPの方がいらっしゃるテントに快く迎えていただき、ごあいさつさせていただきました。表彰台には残念ながら登れませんでしたが、その反対にあるVIPテントに登らせていただいたのは私達だけだったかもしれません。
レースは無事終了
主催者へのご挨拶
あいさつを終えると、主催者の方から「記念写真を」と声をかけていただきとても貴重なショットを撮らせていただきました。その後は何度も登場しているJamal氏や、Jeff、また昨年のコタバル合宿の時にもお世話になったAzleeなど選手とスタッフと揃って彼らと握手や抱擁を交わしました。お互いの健闘を称えるという感じです。去年は応援ツアーの方もいらしたので沢山の人での撮影でしたが、今年も同じ場所で撮影をしました。来年は是非選手も全員、そしてできれば日本からまた応援に来ていただけたら嬉しいですね。
記念撮影
スタッフの皆さんと握手を交わしお互いの健闘を称えあいました
警察のみなさんと！
この日同じくバースデーの2人で
来年はぜひ応援団と一緒に・・・
サインを求める日本の方 綾部選手優勝の記事が載った新聞です
初采配を振るった別府監督
10日間おつかれさまでした！
ホテルに戻ると今晩出発のチームもあるため自転車置き場はメカニック達で大賑わい。チームカーも回収されどことなく寂しい気がするのは私だけではないはずです。
今大会5勝を挙げたグアルディーニ選手
地元マレーシアで大人気のマナン選手
そしてそして、忘れてはならないのが今日2月1日は西谷泰治選手のお誕生日！朝スタート地点では宮澤崇史選手が私の所へ来て、こそこそ打ち合わせ。これがすごい難題でした！「西谷にケーキとプレゼントを用意したから協力して」と言われたのです。よくよく聞くと、ケーキは西谷選手の顔にバーン！とやる用だというのです。今日は外食の可能性もあったのですが、そうなった場合もどうにかして西谷選手とAisanの皆を夕食会場まで連れて行く、というのが私に課せられた使命。この時の密談(?)現場をシクロワイアードの佐藤有子さんが撮られたようですが裏から手を回して世に出るのは止めました(笑)
レース後西谷選手が風邪気味の症状を訴えたため慌てて宮澤選手を探し「中止」の連絡をしました。なんでもカメラクルーまで連絡が回っていたという用意周到ぶりにびっくり！でした。それでもプレゼントは用意してくれていたので夕食会場で授与されました。沢山の人からのお祝いをもらうなんて西谷選手の人徳ですね。
「もう、終わっちゃった？」と言って夕食会場に現れたのは福島晋一選手。贈呈式ではなく「ケーキ」の方のことだったようです。事情を説明し二人で記念写真です。
ロードレースは、もちろん戦いでレース中はライバルでもあるわけですがそれは基本的にはレース中だけ。普段は仲間で大きな家族のような関係です。西谷選手の誕生日にそんな仲間達からのプレゼント。私達まで嬉しくなるプレゼントでした！
チームでは食べる用のケーキを用意しました！評価は様々でしたが(!)味は美味しかったです。TaijiがTaitiになってしまいましたがそこはご愛敬。ミーティング後、全員でお祝いしました。
チームの帰国は航空券の関係で2月3日です。
期間中は沢山の応援、またコメント本当にありがとうございました。選手にもスタッフにも大きな励みになりました。レースは終わりましたが、この後はキャメロンで劇的な優勝をした綾部キャプテンのインタビュー、また番外編として沢山の方々との出会いなどをお伝えできればと思っています。彼らの戦いを通じてAisanに興味を持って下さった方、いつも応援して下さる皆さん、これからもよろしくお願いします。ファンイベントやレース会場で日本で皆さんと会えるのを選手・スタッフ一同楽しみにしています！
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