2011年シーズンが開幕。愛三レーシングチームのとっては初戦であり、今シーズン重要なレースのひとつである「ツール・ド・ランカウイ」がいよいよ23日から始まります。南国マレーシアの気温は30度以上。真冬の日本から参戦するチームにとって、走りはもちろん、厳しい気候との戦いにも勝たなければなりません。
愛三レーシングは「ツール・ド・ランカウイ」に備え事前合宿を行なうため10日に日本を出発、無事に現地入りしました。現在はコースの下見やコンディションの最終調整を行なっています。
昨年初参戦し「スプリントによるステージ優勝」を日本で初めて勝ち取った愛三レーシング。日本チームとして単独出場2回目となる今年は、目標をさらに高く掲げ挑みます。開幕まで10日を切り、他チームも現地入りしレースの準備が佳境に入ってくると緊張感もいよいよ高まってきます。
ランカウイ事前合宿リポート(1月10日~12日・マレーシア ランカウイ島)
photo.text:Nana WATARAI
皆様こんにちは。2011年もどうぞよろしくお願いします。
1月10日(月)
セントレア~香港~クアラルンプール~ランカウイと一日かけての移動でした。昨年はクアラルンプールでの乗り継ぎ時間が3時間ほどありましたが、今回は65分とかなり短くなりました。荷物が正直心配ではありましたが、クアラルンプールからランカウイへの最終便となるため仕方がありませんでした。自転車のことが気になり、空港の係員の方にも荷物、特に自転車の確認をしたところ、自転車を積み込むのを見たとのことで安心していました・・・。
ところがランカウイへ着くと自転車並びにホイールは出てきたものの、それ以外は届かず。明日朝には着くと確認がとれたので、ホテルに入り長い一日は終了。
1月11日(火)
朝食後、匠監督と私は空港へ。昨晩不着だった荷物は航空会社がホテルまで送ってはくれますが、午後からの練習のスケジュールも考え自分たちで取りに行った方が早いので車で約15分の空港へ。新監督の初の海外遠征(合宿)。最初の仕事(?)は空港への荷物の引き取りでした。買い物を済ませ、昼食後14時から練習へ。と思ったら突然13時過ぎにスコールが!幸い空が明るくなってきたので予定より15分遅れでスタートしました。午前中はまだぬるいくらいだった気温もぐんぐん上昇し30℃~35℃を超えるくらいでした。練習中車を停めたら猿に囲まれました!!!
1月12日(水)
今日は午前中から練習へ。昨日より晴天で出発から30℃近くありました。昨日は猿に囲まれましたが、今日の練習中は牛!選手が通るとまるで応援をしてくれるかのようにガードレールに近寄ってきてちょっと怖かったですが・・・。おとなしい牛さんたちでした。
初めてチームで訪れるランカウイ島。この島の経験者は、品川選手とジーナカメカです。品川選手は2007年のツールドランカウイに当時所属していたスキルシマノで参戦しています。しかし実はこの二人、2002年にイーグルツアーというレースにナショナルチームで参加しこのランカウイ島へ来ているらしいです。今泊っているホテルが9年前に泊まったホテルらしく「懐かしいけどきれいになったなぁ」と感動していました。
そんなに大きな島ではないのでだいぶ地理もわかってきました。ランカウイ島は初めてとはいえ、我らがAisan Racing Teamにとっては親しみあるマレーシア。マレーシアの方々に温かく迎えられ、リラックスしながらもこの暑さに慣れ、良い形でレースに臨めると良いなと思います。
他のチームより一足早いシーズンインですねっ♪
それにしても気温30℃とは、先日のトレーニングの様子とギャップが大きいですね。
ランカウイでのアイサンレーシングチームの健闘を祈ってます!
気合や