ランカウイ2011第3ステージ：チームの裏側現地リポート

ここ「ディアサポーターズ」では、監督による日々のレースリポートとは違った目線でチームの様子をご紹介していきます。ステージレースは気力と体力を持続させることも大きな仕事。色々な表情から、南国で戦うチームの様子を少しでも感じていただけたらと思います。

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ツール・ド・ランカウイ2011　第3ステージ
text.photo:Nana WATARAI (Aisan Racing Team)

ツール・ド・ランカウイ第3ステージが終了しました。今日はホテルからスタート地点までは車で約45分。チームカー2台とバン1台で向かいました。太朗マッサーとRatnoは皆の荷物とともにホテルに先乗りです！スタート地点ではいつも通り準備をし、昨日落車してしまった品川選手も赤星マッサーの治療のおかげで回復傾向にあり、全員でスタートしました。スタート前にはSkill-Shimanoの土井選手と談笑する姿も見られました。Europcarの新城選手がDNSになってしまったのは同じ日本人としても残念です。早く怪我が治りますように。

スタート地点は曇り

赤星マッサーとお手伝いをしてくれているRatnoさん

スタート前の様子です

落車に見舞われた品川選手・・・痛そうです・・・

西谷選手

スタート前にはジャージ着用者の紹介が行われます。通りかかったので写真をお願いすると皆素敵な笑顔でこたえてくれました！

レースの様子はリポートでご確認ください。

子供達の応援が嬉しいですね

本日唯一の山岳ポイントです

今日も落車が何度もあり、昨日に続き品川選手が巻き込まれてしまいました。最後まで必死にゴールを目指し、明日からも走るために約140kmをジョニーGMの運転する第2チームカーに見守られながらほとんど一人で走り切りましたが、残念ながらタイムアウトになってしまいました。

品川選手のコメント：　不運が重なってしまい2日続けて落車に巻き込まれてしまいました。本当に残念でなりません。集団が速いことはわかっていたので、どうにかタイムアウトにならずに走り切りたかったというのはありますね。ただ、そんな中自分ができることは精一杯やったので悔いはないです。結果は結果で仕方がないので次のジュラジャマレーシア(3月に参戦予定)に向けて怪我を治して調整していきたいです。マレーシアでの借りはマレーシアでリベンジします！

レース中は今日は昨日に比べて雲が多かったので涼しく感じました。30℃くらいですけれど・・・。選手たちはCCDドリンク・パワーバー・ジェルそして水を取りに何度かチームカーへ下がってきました。

補給を受け取る盛選手

ケンケン選手

綾部選手

真平選手　皆のためにお腹パンパンです(ボトルで)

レース後は久しぶりに大きなスーパーのある街に来たのと、明日、明後日は山の上のホテルで周りにスーパーがないため監督と買い出しに行きました。すると他のチームもいたのですが、警察の方もお買い物中でした！
このツール・ド・ランカウイでは警察の方も私達と一緒に最後のクアラルンプールまで一緒に旅をしています。話によると100人分の果物を購入されるとか・・・。

警察の方も大変です！

そんな大移動を続ける私達は明日はキャメロンハイランドに登ります。2006年にナショナルチームで参戦したこのツール・ド・ランカウイで、匠監督・西谷選手・盛選手は登ったことのある山です。
初めてこの山に登る綾部キャプテン、今日のレースを含めてコメントをもらいました。

綾部選手のコメント：　今日はラスト二人(西谷選手・盛選手)とは別にいたのでUCIポイントがとれたらと思いもがきました。どうにかポイントがとれたので(ステージ8位までが対象)良かったです。こうして小さなことからこつこつとやっていかないとね。
山に向けては・・・仕上がりは多分悪くないと思うので、どこまで登れるかわからないけれど良い位置で行けたらまたスプリントでもチャンスはあるかもしれないと思ってますよ。ゲンティンよりは明日のキャメロンの方がチャンスがあるかな？と思っているので応援よろしくお願いします！

キャプテン調子良さそうです！
品川選手が明日走れないのは残念ですが、気持ちを入れ替えてここからも皆で一丸となって頑張ります！
明日からの山岳ステージにも日本からの応援をどうぞよろしくお願いします！

→ ツール・ド・ランカウイ2011 特設ページ