ジャパンカップが終わってあっという間に一週間が過ぎてしまいました。
チームとして残すレースは「ツールドおきなわ」。現在出場メンバーはトレーニングに励んでいます。そうこうしている間に今週のように一週間がたち、レース本番になってしまうんですかね~。
・・・という感じで最近めっきり寒くなり、そうかと思えば季節はずれの台風と変な天気が続いている今日この頃ですが。先日の台風来日?の翌日10月31日(日)、チームの母体である愛三工業株式会社本社内で「子どものための自転車教室」が開かれたんです。
昨年チーム単独で地元愛知県大府市内で開催した自転車教室。今年はさらにさらに地元に密着した教室を!ということで、愛三工業と地元の共長学区子ども会さま、そして愛三レーシングの3団体がタッグを組み、昨年もお世話になったウィーラースクールさんのご協力も頂き教室を開催しました。今日はその模様をお伝えしたいと思います!
愛三自転車教室リポート
10月31日(日) 愛知県大府市 愛三工業本社内にて開催
photo:SAWADA Tsubasa
前日に台風が接近しているという心配な状況でしたが、翌日31日はなんとか雨もあがり教室は無事開催されることに。この日は愛三工業労働組合の皆さま、共長子ども会の皆さま、愛三サポーターズクラブの有志の皆さまが朝から会場設営を行ない教室に備えました。
会場は愛三工業本社内の駐車場です
スタッフのみなさま
この日参加してくれたのは地元の子ども達を中心に30名近く。ありがとうございます!参加してくれた子ども達と保護者の皆さまを前に、愛三工業庶務厚生室 古田室長よりご挨拶・開校宣言が行なわれました。
そしていよいよ選手たちが登場。まずは一人ひとりご挨拶。今回はアジア大会に向けた合宿に参加中の西谷選手、盛選手を除く6名が講師を務め、田中監督、中島メカもサポートで参加しました。まずは今日呼んでもらうニックネームを伝えます。
綾部選手は「キャプテン」
別府選手は「たくみおにいさん」
品川選手は「しなしな」
鈴木選手は「けんけん」
松村選手は「まつ」
そして福田選手は「ぺしん」でおねがいします。
「ぺしん~?」「きゃはははは[E:happy02]」
とすっかりニックネームを覚えてもらったところで[E:good]いよいよ教室がスタート。
まずは中根総監督が、自転車の歴史や交通ルールについて、自転車に乗るときに守って欲しいことなどを説明しました。「自転車は車道を走る」「ヘルメットをかぶる」「交通ルールを守る」など約束ごとを皆で確認しました。
車と道路を共有しながら走る自転車。小さいときから安定した走行ができ、交通ルールをしっかりと覚えておけば、楽しく安全に自転車に乗れる人になれます!今日はそれを肌で感じながら学んでもらえるよう様々なプログラムを用意しました。
まずは選手によるデモンストレーション「手信号」です。車道を走る際、何重にも並んで走るのは危険なので原則一列で走行します。また車と道路を共有しながら走ります。その際に「手信号」を出すことで後ろを走る人や車に対して自分の動きを事前に知らせたり危険を回避することができます。
前から順に手信号で知らせます
パネルに書かれた指示にあわせて手信号「障害物ハッケン!」
踏んづけたら危険な障害物(笑)も無事回避できたところで、いよいよ実践です。今日はテープの中をはみ出さないようにしながらバランスを保ってしっかり止まる練習、一本橋を渡る練習、パイロンなどを使ったスラロームの練習など、段階を踏んでしっかりと身に付けてもらいます!選手たちはお手本を見せたりお子さんをサポートしていきます。
さあやるぞ[E:shine]
一本橋あたりから選手たちも童心にかえりはじめた模様
ぺしんさんは両側からセンパイ方のプレッシャー攻撃
あれ?[E:coldsweats01]
子ども達の表情も真剣です
まつセンセイ優しいです
一本橋ができるようになってバランスもとれてきた子ども達。次はパイロンの内から外に回っていく練習です。ここではハンドルさばきやブレーキもポイントになってきます。別府選手がポイントを説明、選手が見本を見せます。
順番は・・・内から外!しっかり確認!
実践です。みんなメキメキ上達していくのがすごいです。
最後はジグザグに障害物を越えていく練習です。進行方向を見て自転車を傾けるように進みます。障害物を見ていると当たってしまうので注意。体を安定させながら走ります。
まずはキャプテンがお手本を
こどもたちもチャレンジ!
ぺしんさん、コース確保
自由練習をした後の休憩時間には選手たちがプロの走りを披露!
最後は選手と一緒に外周を走りました。学んだことを生かしながら安全に、楽しく。子ども達の表情も生き生きとしていて本当に嬉しかったです。
楽しかった教室も終わりに近づいてきました、最後に愛三工業の古田室長、選手たちから「来年もぜひ友達を誘ってみんなで楽しく自転車に乗りましょう!」とご挨拶がありました。記念撮影を行なったあとは、サインや記念撮影タイム。ヘルメットや自転車、洋服に!思い思いにサインを書いてもらう子ども達の笑顔が溢れていました。
今回の教室で学んだことを、普段自転車に乗るときに少しでも思い出してもらえたら嬉しいです。また来年もこういった教室を開催したいですね!最後に、参加してくださった皆さん、運営に携わった皆さん本当にありがとうございました。
共長こども会の大塚です。
愛三レーシングチームの皆さん、スタッフの皆さん、どうもありがとうございました。子供たちが生き生きとした笑顔で、一生懸命挑戦している姿を見ていて、自転車教室をお願いして、本当によかったと思いました。世界で戦う選手の皆さんが、とても優しく親切で、その魅力に導かれながら、子供たちもすぐに夢中になっていました。選手と並んでと周回したことや声をかけてもらったことを、子供たちは忘れないと思います。”出会い”という、大きな宝物をいただいた一日でした。本当にありがとうございました。
共長こども会 大塚様
日曜日はお疲れ様でした。またチームHPへの書き込み有り難うございます。今回は大々的に募集をしなかったにもかかわらず沢山の子供達が参加して下さり心からお礼申し上げます。参加した子供の数以上の笑顔に包まれ、我々もやりがいを感じながら自転車教室を開催する事が出来ました。
子供達の取り組む姿勢が素直で自然体でしたので、吸収力も高く上達の早さを感じました。子供達の成長を見守る事は我々大人達の責任だと思っています。またプロチームが成長できるのも地域の皆さまの暖かい応援のお陰だと思っています。今後も継続性を保ちながら地域に根付いた活動が出来る様に頑張りますので宜しくお願い致します。