中国・海南(ハイナン)島を舞台に繰り広げられる9日間のステージレース
「ツアー・オブ・ハイナン2010(UCI2.HC)」。
今日14日(木)は第4ステージが行なわれました。レース前から降っていた雨は前半にたたきつけるような激しいものになりました。アスタナを中心に強豪チームがコントロールするレースは今日も大集団でのゴールスプリントへ。愛三は上位には食い込めず総合2位の西谷泰治選手のステージ18位が最高位となりました。同タイムでのゴールでしたが、3位の選手が途中のスプリントポイントを獲得したため、個人総合が入れ替わり西谷選手は3位に後退しています。しかしまだまだ総合圏内です。
道路に水が溜まるほどの豪雨の中レースが進む
アジアリーダージャージの西谷選手は総合3位に順位を下げた
レース途中から快晴となった第4ステージ
ツアー・オブ・ハイナン2010 第4ステージリポート(103.6km)
photo:TANAKA Sonoko
今日のステージは先週続いた大雨の影響でコースが変更となった。本来ならゴールする予定であった町Wenchang (文昌市)が海南島の中でも被害が酷かったらしく、話によると建物の3階まで水が浸かるほどであったらしい。1日でも早く復興することを願います。
スタート前から時折強く雨が降り雷も鳴っていたが予定通り10時にスタートした。このステージはパレード走行はなくいきなりレースは始まった。雨が強いこともあってか初めからリーダーチームのASTANAがメイン集団をコントロールする。それでも集団から抜け出す選手がパラパラいるが決まることは無かった。今日はSKIL-SHIMANOの選手が積極的に動いていた。途中愛三からは盛も4人~5人で抜け出したが決まらなかった。
出走前のサインボード
雨の中静かにスタートを待つ
道路にかなりの水が溜まり前が見えないほどの豪雨
30kmくらいを過ぎた辺りから雨が止みレース後半は晴れて気温も一気に高くなった。そのせいか2度集団で落車があり、綾部と鈴木謙一が巻き込まれた。綾部はすぐ走りだしたが、謙一はJellyBellyの選手の自転車と重なってしまいなかなか走りだせなかった。その後何とか無事メイン集団に復帰出来た。2人とも打ち身を負ってしまったが大事には至っていない。
レースは終始、ASTANAチームとKAZAKHSTANチームがメイン集団をコントロールしていく。ゴールは昨日と同じく大集団のスプリントへ。
愛三チームはうまくラインが築けず、西谷が18位でフィニッシュした。個人総合順位は途中のスプリントポイントで総合3位のWALKER Johnnie選手(FOOTON-SERVETTO) がボーナスタイムを獲得したため、西谷は3位に後退した。
綾部勇成選手
福田真平選手
天候は一変し快晴へ。気温も上昇
落車に見舞われた鈴木謙一選手に対応する中島メカ
レースに復帰するため集団を追う鈴木選手
盛 一大選手
西谷泰治選手
集団に復帰した鈴木選手
愛三レーシングの5選手が揃う
レースを終えた選手たち
明日も当初の予定からコースが変更となり、今日ゴールした町Qionghai市の「Guantang」から海南島第1の都市「Haikou(海口市)」まで向かう137.8kmです。明日もステージ優勝を目指して頑張ります。(田中光輝監督)
ツアーオブハイナン 第4ステージ結果
1.VAN HUMMEL Kenny (SKIL-SHIMANO)
2.IGLINSKIY Valentin (ASTANA)
3.KOVALEV Ivan (RUSSIAN NATIONAL TEAM)
18.NISHITANI Taiji (Aisan Racing Team) 00:00
52.FUKUDA Simpei (Aisan Racing Team) 00:00
65.AYABE Takeaki (Aisan Racing Team) 00:00
73.MORI Kazuhiro (Aisan Racing Team) 00:00
106.SUZUKI Kenichi (Aisan Racing Team) 00:20
個人総合順位
1.IGLINSKIY Valentin (ASTANA)
2.WALKER Johnnie (FOOTON-SERVETTO) 00:15
3.NISHITANI Taiji (Aisan Racing Team) 00:16
13.MORI Kazuhiro (Aisan Racing Team) 00:22
32.AYABE Takeaki (Aisan Racing Team) 00:28
56.FUKUDA Simpei (Aisan Racing Team) 2:42
82.SUZUKI Kenichi (Aisan Racing Team) 3:02
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