大変遅くなりまして申し訳ありません・・・。
去る9月23日祝日に静岡県伊豆市の日本サイクルスポーツセンターにて、実業団ロードレースの最高峰 経済産業大臣旗 第44回全日本実業団対抗サイクルロードレース大会が開催されました。この大会では個人の優勝とともに入賞者の上位人数で決まる団体戦も重要視され「輪翔旗」が授与されます。
当初は8kmサーキットを13周する104kmのレースとして予定されていましたが、悪天候が予想されたためレース前夜に5kmサーキットを逆周りで18周する90kmに変更。しかし当日は2周回を終えた後に雷警報が発令されたこともありレースが一時中断するという事態に。協議の結果レースは中断後から残り8周(40km)のレースとして再開されました。
最悪のコンディションの中、愛三レーシングからは、別府匠選手、品川真寛選手、松村光浩選手、西谷泰治選手が出走しました。田中監督のリポートです。
経済産業大臣旗
第44回全日本実業団対抗サイクルロードレース大会
photo:K.Yuka
11時20分スタートの予定が豪雨や雷の予報によりコースが8kmコースから5kmコースに変更され18周回する90kmのレースに変更となり、時間も12時20分からのスタートとなった。午前中は時折陽もさし汗が出るほどの暑さだったがスタートするころには半袖では寒いくらいにまで気温が下がった。
レースはスタートしてアタックがかかり数名抜け出すがなかなか決まらない。2周回が終了し3周目に入ったところで雷警報が発令されたため30分間レースが中断した。
30分後レースは再開し1周回のニュートラルの後残り8周回(40km)で再スタートとなった。
再スタート後もアタックがかかり数名抜け出すが吸収される展開となったが別府匠を含む3名の逃げが決まった。(匠、シマノレーシング畑中選手、Team NIPPOガローファロ選手)。そこへメイン集団からTeam NIPPOの佐野選手が単独で追いついてきた。匠は先頭から遅れたが後続から追い上げてきたTeamNIPPOの井上選手と合流。先頭3人、別府含む2人、メイン集団という展開に。集団からは松村も追走したが及ばなかった。
佐野、畑中、ガローファロの3人はそのまま逃げ切りに入り、最後はパワーを見せ付けて逃げ切った佐野選手が優勝を勝ち取った。別府はそのままメイン集団に追いつかれることなく5位でフィニッシュ、品川が10位となり、団体成績は3位という結果になった。
2010年のレース数も残り少なくなりました。次回出場レースは同時期に開催される2つの大会「ツアー・オブ・ハイナン」と「熊本国際ロード」です。ツアー・オブ・ハイナンは初出場となりカテゴリーがHCクラスとレベルが高いレースです。春先のツールドランカウイ同様、まずはステージ優勝を目指します。また熊本国際ロードも国内で開催される国際レースということでチーム一丸で好成績を目指し戦っていきたいと思います。ともにご声援をよろしくお願いします。
愛三工業レーシングチーム監督田中 光輝
全日本実業団対抗ロードレース リザルト
<個人>
1位 佐野淳哉(TEAM NIPPO)
2位 畑中勇介(シマノレーシング)
3位 ヴィンツェンツォ・ガロッファロ(TEAM NIPPO)
4位 井上和郎(TEAM NIPPO)
5位 別府匠(愛三工業レーシングチーム)
6位 村上純平(シマノレーシング)
7位 福島晋一(クムサン・ジンセン・アジア)
8位 岩島啓太(なるしまフレンドレーシングチーム八王子)
9位 小坂光(宇都宮ブリッツェン)
10位 品川真寛(愛三工業レーシングチーム)
<団体総合成績>
1位 TEAM NIPPPO
2位 シマノレーシング
3位 愛三工業レーシングチーム
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