ツール・ド・北海道2010(UCIアジアツアー2.2)
第3ステージ ロードレース 169km
(室蘭市「入江運動公園」~恵庭市「陸上自衛隊南恵庭駐屯地構内」)
大会4日目の19日(日)は第3ステージが行われました。
第3ステージは、室蘭市から恵庭市までの169Kmです。室蘭市入江総合運動公園前をスタートし最初の山岳ポイントである標高878mのオロフレ峠をクリアし下りを経て、2回のホットスポット、最後の山岳ポイントである標高595mのKOMを経て陸上自衛隊南恵庭駐屯地構内に入りフィニッシュします。
オロフレ峠を越えてから一気に山間部の長い坂道を下り、数カ所のトンネル等を経て最後の山岳ポイントから下り、ゴール前1キロの長い平坦を駆け抜けフィニッシュする起伏に富んだレイアウトです。
レースは最初の山岳ポイント(KOM)であるオロフレ峠に向かうまではスピードもあがりアタックが何度も繰り返されました。オロフレ峠を経た後にできた8人の逃げ集団に愛三レーシングから盛選手が入ります。
この逃げの中には現在の個人総合1位 グリーンジャージの清水選手を擁するBSアンカーから狩野選手が含まれバーチャルリーダーとなります。
1回目のホットスポットを通過する8人の逃げ集団
2位で通過した盛選手
その後通過したメイン集団を引くのは鈴木謙一選手
BSアンカーには有利な展開となってしまったためメイン集団を愛三レーシングが引きこの逃げを吸収します。ひとつになった集団ではアタック合戦が始まり再び8人の逃げが形成されます。そしてここには再び盛選手が乗りました。この逃げ集団の選手のタイム差は6分以上ありメイン集団は逃げを容認し差を広げていきます。
終盤でここから2名が抜けだし最後には5人にまとまってゴールに向かいます。メイン集団は2分差ほどまで縮めていきましたが5人はこのまま逃げ切り、最後は残り1kmで抜け出した鹿屋体育大学の山本選手が単独逃げ切り優勝となりました。
その後1分42秒遅れでメイン集団がゴール。上位5人は総合が6分以上遅れているので集団ゴールでのタイム差の変動はなく、グリーンジャージはBSアンカー清水選手がキープしています。
愛三レーシングは現在個人総合4位の綾部選手、西谷選手、盛選手がメイン集団でゴール、チームのために集団を引くなど献身的なアシストが光った鈴木謙一選手が9分45秒遅れでゴールしました。
連日チームのためにアシストをしてきた福田選手は序盤に起きたメカトラのため残念ながらDNFとなっています。
ゴール地点は晴れが戻ってきた
単独でゴールを決めた山本元喜選手(鹿屋体育大学)
10秒遅れでゴールする4人の選手
1分42秒遅れの集団で綾部・西谷・盛がゴール
ゴールする盛選手
ゴール後の様子
タイム差の変動はないので綾部選手のトップから23秒遅れの個人総合4位は変わらずです。
明日の最終日はモエレ沼公園でのクリテリウムです。平坦レースでタイム差はつきにくいコースとなりますが、途中で設定されているホットスポットでのボーナスタイム、ゴールでのボーナスタイムの獲得が総合争いの鍵になりそうです。愛三レーシングはひとつでも綾部選手の総合順位をあげられるようチーム一丸となり全力で戦います。
応援よろしくお願いします!
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