ツール・ド・北海道2010(UCIアジアツアー2.2)
第2ステージ ロードレース 186km(倶知安町~倶知安町)
第2ステージは宿泊ホテルのすぐ目の前がスタートゴール地点でした。
倶知安町「ひらふスキー場前」からスタートして、ニセコアンヌププリ、羊蹄山・昆布岳など、ニセコ高原山麓周辺を外周しもとに戻る186kmのコースです。
山岳ポイント(KOM)は3回、そのうち最初のKOMは標高900m近く。BSアンカー狩野選手ら2人が先行し通過。愛三レーシングは後続のメイン集団内で通過します。
その後2回目のKOMを過ぎたあたりで先行する2人の逃げに、綾部選手・盛選手を含む15人の追走集団が追いつき17人になります。そしてここに西谷選手・福田選手を含む18人の追走が合流し30人近くの集団ができあがります。
この30人の逃げには各チーム有力選手が乗っていて、愛三レーシングも4人が入りました。
1回目の山岳ポイント(KOM)愛三レーシングは集団内で全員通過
120km地点辺りは北海道らしい広大な景観が広がる
残り60kmくらいで序盤から逃げ続けてきたBSアンカー狩野選手のアタックをきっかけに30人から8人が抜け出しに成功します。ここに愛三レーシングからは綾部選手がしっかりと乗ります。
8人の内訳は、愛三は綾部選手、BSアンカーが狩野・清水都貴の2人、ニッポは佐野選手、シマノレーシングは村上純平選手、鹿屋体育大学の内間選手、韓国のチョイジュンギョン、KTMのペル選手8人。
この8人と後続のタイム差はレース終盤に向けて広がっていき残り10kmで5分近くまで開き、勝負は逃げの8人に絞られました。
後続の集団が追い上げてもタイム差がかなり開いているので今日のステージ順位がそのまま個人総合になる可能性は高い。愛三レーシングは綾部選手のステージ優勝とボーナスタイムに勝負を託しました。
ゴールは700mの長い坂。スピードのあるゴールスプリントは難しいのでどのタイミングで仕掛けるかが勝負の行方を分けます。8人から仕掛けたのはニッポ佐野選手と狩野選手のアシストを最大限に受けたBSアンカーの清水選手。最後は清水選手が振り切ってステージ優勝、綾部選手は最後まで食らいつきましたが12秒遅れの4位となりました。
後続の集団は6分14秒遅れでゴールしています。
今日の第2ステージを終えての個人総合時間は、BSアンカー清水都貴選手が1位、ニッポ佐野選手が5秒遅れの2位、韓国のチョイジュンギョン選手が14秒遅れの3位、そして愛三レーシング綾部選手が23秒遅れで総合4位につけています。
今日のステージ順位の8位までがそのまま個人総合に反映され、9位以下は6分以上差がついていますので、明日以降の総合争いは上位8人が濃厚となりました。
綾部選手のコメント
今日の8人の逃げは平坦ゴールであれば負ける気はしなかったが・・・最後の上りはやっぱりきつかった。今日は出し切りました。1位と2位の総合のタイム差が僅差で明日はリーダーチームもニッポも仕掛けてくると思うので、しっかりと見極めながら走りたい。
田中監督のコメント
今日のステージを終えて愛三レーシングの個人総合争いは綾部に絞られました。あと2ステージありますがリーダーチームをはじめとする他のチームの動きもしっかりと見据えながら、ひとつでも総合をあげられるようにチーム一丸で戦って行きたい。最後の最後まで勝負の行方はわかりませんので、応援よろしくお願いします。
コメントする