今日5月18日は岐阜県美濃市にて第3ステージ(美濃ステージ)が行なわれました。本日はいつもより写真多めで美濃ステージの模様をお伝えしていきます。
ここ美濃は愛三レーシングの地元愛知県のすぐ隣とあって、ツアーオブジャパンでは「ホーム」色が濃く、毎年平日にもかかわらず多くのアイサンファンの皆さんが応援に駆けつけてくださいます。
photo:Tsubasa
美濃ステージのスタート地点は「うだつ」と呼ばれる飾り屋根の家屋が並ぶエリア。ここから4kmのパレードを経て1周21.3kmの周回コースに入っていきます。スタートを待つ選手たちの表情は比較的穏やかです。
〔うだつの上がる町並みと自転車レースは合うんです!〕
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photo:Aisan Racing Team
〔福田真平選手〕
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〔松村光浩選手〕
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〔綾部勇成キャプテンと西谷泰治選手〕
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〔盛 一大選手〕
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〔鈴木謙一選手〕
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美濃はTOJ全ステージの中でも最長の160.7km、ほぼフラットなレイアウトです。
昨年このステージでは西谷泰治選手がスプリントでわずかに及ばなかったものの3位。チームとしては相性はいい得意なコースといえます。もちろん今日もエース西谷泰治選手でステージ優勝を狙っていく構え。
田中光輝監督のレースリポートです。
〔第3ステージ 美濃和紙の里会館前周回コース〕
美濃ステージも早いもので今年で4回目となります。
個人的な事ですがこの美濃ステージは私の実家から約10kmと近く選手時代に練習で走っていたコースです。私が選手時代に美濃ステージがあれば走ってみたかった なぁ、とつくづく思います。
それではレースレポートです。
今日もスタートしてアタックがかかり8名の選手がメイン集団から抜け出す。
メンバーは、Marco CATTANEO選手(DE ROSA-STAC PLASTIC) 、Kristian HOUSE選手(RAPHA CONDOR-SHARP) 、福島晋一選手(GEUMSAN GINSENG ASIA)、狩野智也選手・清水都貴選手(ブリヂストンアンカー)、畑中勇介選手(シマノレーシング)、Vincenzo GAROFALO選手(TEAM NIPPO) 、長沼隆行選手(宇都宮ブリッツェン)の8名。残り7周回を過ぎたところで、狩野選手が集団に戻り先頭は7名になった。
残り6周回を過ぎメイン集団から、愛三チームの松村光浩とJIAO Peng Da選手(MAX SUCCESS SPORTS)の2名が抜け出し先行する7名に追い付き、逃げグループは9名になった。
〔序盤に決まった逃げに追いつく松村選手〕
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残り5周回にさしかかるところで福田真平が落車に巻き込まれた。体には傷を負ったが無事にメイン集団へ復帰した。
この周回の山岳ポイントで先行している9人のグループにアタックがかかり、松村とシマノ畑中選手とブリッツェン長沼選手が脱落し逃げグループは6名に。
メイン集団はここに選手を送り込めなかったKAZAKHSTAN NATIONAL TEAMがコントロールしペースアップする。2分30秒ほどあったタイム差が35秒ほどまで一気に縮まる。
〔山岳賞付近〕 photo:Tsubasa
〔集団の様子〕 photo:Tsubasa
残り4周回を切って先行していた6名はメイン集団に捕まる。レースは振り出しに戻ったが、残り3周回で HONG KONG,CHINAのWONG Kam Po選手が1人メイン集団から抜け出す。それを追ってGEUMSAN GINSENG ASIAの福島選手が抜け出しWONG Kam Po選手に合流。
その後残り2周回の山岳で愛三 西谷を含む6名が集団から抜け出してこの2名に合流、先頭は8名となる。このままゴールまで逃げ切って欲しかったが残り18km地点で惜しくもメイン集団に吸収される。
〔自ら積極的に攻める西谷泰治選手〕
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最後は50人ほどのゴールスプリントとなり、盛 一大がステージ5位でフィニッシュした。西谷はトップと同タイムの13位。
個人総合順位は、盛が8位、西谷が9位で変わらずとなっています。
〔美濃ステージは盛選手が5位〕
photo:Tsubasa
明日は前半最後の山場である飯田(南信州)ステージ。
このコースは力の差がはっきり出るので、最終局面まで愛三チームから西谷と出来るだけ多くのアシスト選手が前に残り勝負出来るよう頑張ります。
この美濃ステージは愛知県から近いこともあり、毎年たくさんのサポーターズクラブのみなさんが応援に来てくれます。今年もたくさんの方々が来てくれました。本当にありがとうございました。(監督 田中光輝)
第3ステージ終了時 個人総合時間
1. MATTHEWS Michael AUS(JAS) 6:19:08 0:00:00
2. SALERNO Cristiano ITA(DER) +0:00:09
3. LAPTHORNE Darren AUS(RCS) +0:00:14
4. WONG Kam Po HKG(HKG) +0:00:14
5. MIZUROV Andrey KAZ(KAZ) +0:00:17
6. NARA Motoi JPN(GGA) +0:00:17
7. SANO Junya JPN(PPO) +0:00:19
8. MORI Kazuhiro JPN(AIS) +0:00:20
9. NISHITANI Taiji JPN(AIS) +0:00:20
10.SUZUKI Shinri JPN(SMN) +0:00:20
11.MIYAZAWA Takashi JPN(PPO) +0:00:21
12.AYABE Takeaki JPN(AIS) +0:00:21
54.MATSUMURA Mitsuhiro JPN(AIS) +0:01:52
63.FUKUDA Shimpei JPN(AIS) +0:03:59
67.SUZUKI Kenichi JPN(AIS) +0:05:08
◎団体総合2位 愛三工業レーシングチーム
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今日はこの2名のコメントが届いています。
〔落車の影響で擦過傷を負った福田真平選手も無事ゴール〕
怪我の具合は軽い擦過傷が数か所あるだけです。顔にも怪我をしてしまったのですが問題はなく今日も最後まで走れましたし、明日も大丈夫なので自分でも安心しています。ご心配をおかけしました。明日も全力でサポートしていきますので応援よろしくお願いします!
photo:Tsubasa
〔懸命なアシストが光る鈴木謙一選手〕
明日は前半戦の正念場。これまでのTOJ飯田ステージでは、メインに残りながらも勝負所(ラスト2周くらい)で遅れてしまったのですが、今回はそこをクリアして最後の本当の勝負所まで行けると思っています。
最後まで西谷さんのそばにいてアシストをすればチームにも自分にも良い結果が返ってくると信じて明日も頑張ります。
photo:Tsubasa
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