REPORT

ジュラジャ・マレーシア Race Report stage2

4月27日から5月1日まで開催の「ジュラジャ・マレーシア(UCI AsiaTour 2.2)」。本日4月28日は第2ステージが行なわれました。今大会最長のロングステージで、今回のエース別府匠選手が逃げに乗りステージ4位獲得。
個人総合が2位にあがり総合優勝圏内に入ってきました。


〔平坦レースでも存在感を発揮した別府匠選手。総合2位浮上〕
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第2ステージは今大会最長の205.2km。朝から天気が良く、マレーシアらしい暑さの中現地時間10時にスタートした。今日もスタートからすぐにアタックがかかりメイン集団が吸収する流れが続く。
序盤から今回のエース別府匠自らがアタックし3名がメイン集団から抜け出す。その後追走グループも出来て先行する3名に追い付き、20人ほどの逃げグループが形成される。愛三からは、匠のみ。


その後メイン集団から福田真平を含む15人ほどの追走グループができ80km地点で逃げ集団に追い付く。ここまでで先頭の逃げと追走から15人ほどが脱落しており、最終的に追走が追いついた時点で20人ほどになった。
今日は暑さも影響したのかこの後も先頭から6名の選手が脱落し、先頭グループは14名。この中に愛三レーシングからは、別府匠と福田真平が入っている。
この先頭グループの中でも、匠はローテーションに入って引き、2回目の山岳ポイントでも自ら仕掛けて先頭グループを6名に絞るなど積極的なレース運びを展開する。別府をアシストしてきた福田真平はここで離れ最後は絞り込まれた6人の勝負へ。


残り5kmで「ツール・ド・台湾」でも優勝した David MCCANN がアタックする。匠も反応したが着くことができなかった。第2ステージ優勝したのは、David MCCANN に反応した南アフリカ Team Medscheme の Johann RABIE 選手。匠はこのステージ4位でフィニッシュ。
今日のステージを終えて個人総合順位は、このステージ2位になったマッキャンが1位となり、愛三のエース別府匠は昨日の13位から2位まで上げた。タイム差は20秒。なお総合3位は1分1秒遅れ。
明日は126.1km、あさっても93.1kmと距離が短いステージになるので、エースの匠を出来るだけ温存させ最後の第5ステージで個人総合1位獲得の勝負に持ち込めるよう、チーム一丸で臨みたい。(田中光輝監督)


◆Jelajah Malaysia stage2 Result (第2ステージ順位)
1 RABIE, Johann(MED)  4:49:51
2 MCCANN, David(GNT) 4:49:54 +0:00:03
3 O'BRIEN, Mark(L2A) 4:50:05  +0:00:14
4 BEPPU, Takumi(AIS) 4:50:08  +0:00:17 

12 FUKUDA, Shimpei(AIS) 4:53:36  +0:03:45
74 SHINAGAWA, MASahiro(AIS)  5:00:03  +0:10:12
77 SUZUKI, Kenichi(AIS)  5:00:03  +0:10:12
80 MATSUMURA, Mitsuhiro(AIS)  5:00:08 +0:10:17


◆General classification after stage 2 (個人総合時間)
1 MCCANN, David(GNT) 9:09:39
2 BEPPU, Takumi(AIS) 9:09:59 +0:00:20
3 RUSLI, Amir Mustafa**(MAS) 9:10:40 +0:01:01

19 FUKUDA, Shimpei(AIS) 9:16:58 +0:07:19
41 SHINAGAWA, MASahiro(AIS) 9:19:54 +0:10:15
79 MATSUMURA, Mitsuhiro(AIS) 9:26:19 +0:16:40
80 SUZUKI, Kenichi(AIS) 9:26:20 +0:16:41


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第2ステージ無事に終了しました。
10時のスタート時の気温は36℃を超えていたので、選手はスタート時から氷を持って出掛けました。レース中もチームカーは2度停車し氷を調達しました。
今日は逃げが決まってさらにタイム差もかなり開きました。
今日のような暑い日のレースでは選手は頻繁にチームカーに補給を取りに来ます。冷やしたCCDドリンク、エネルギー補給のパワージェル、そして水や氷を渡しますが、気温が高いと30分おきくらいに呼ばれます。
今年の初戦Le Tour de Langkawi ではチームカーが2台あったのですが、そのようなレースは稀で今回もチームカーは1台しかありません。どの選手も脱水や熱中症にならないように気をつけます。


〔鈴木謙一選手/Aisan Racing Team〕
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〔品川真寛選手/Aisan Racing Team〕
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〔逃げに乗り別府選手をアシスト。福田真平選手/Aisan Racing Team〕
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〔松村光浩選手/Aisan Racing Team〕
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UCI の規定で今回もチーム内での無線使用が禁止です。選手が補給に下がってきた時などにチームカーを判別しやすいように、Aisanではパワーバーのステッカーをサイドミラーに貼るなど工夫しています。
南アフリカのチームは国旗をあしらったミラーカバーをつけています。


〔愛三レーシングのチームカー〕
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〔南アフリカのチームカー〕
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◆本日ステージ4位、総合2位に浮上した別府選手のコメントです。
少し早いかなとも思える30km 地点で自らアタックをしましたが、リーダーチームをかく乱することもできたし総合争いの選手を引き出すこともできたので結果的に良かったと思います。
明日からの3日間は、総合で付いたタイム差があるとはいえ、ステージレースでは一つのミスが大きなミスにつながってしまうこともあるので気を引き締めていきます。
そして、消極的な守りではなくチーム全員で積極的に走ることで総合優勝を目指し、最悪でも今の位置(総合2位)が守れたらいいなと思っています。
チームメイトの走りがあってこそなので皆で力を合わせて頑張ります。
日本からも応援よろしくお願いします。


〔別府選手のゼッケンナンバーは「1」。早くも総合圏内に入ってきた〕
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〔選手・スタッフがチーム一丸で戦う〕
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4月29日の第3ステージは現地時間12:45、日本時間の13:45スタートです。
2日間のロングステージでの戦いで各チームも疲労はあるとは思いますが選手もスタッフも元気に明日も頑張ります。引き続き応援よろしくお願いします。(スタッフ渡会菜々)

コメント(1)

最初平坦ということでどうなのかと思っていたら、9位、4位と、いきなりすごい!匠選手、怪我などで苦労した時期もあったと思いますが、復活を力強く感じます。

また、このレースはじめのインタビューで、各選手がいろいろな”自分にできること”を語っていたのが印象的でしたが、うまくその力が作用しているのですね。それこそチーム力ということなのでしょう。

毎日応援しています!

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