チーム情報やリポートとは目線を変えてファン(サポーター)の皆さんに様々な情報をお届けしている<ディアサポーターズ>
担当のハシモトがお送りします!
現在選手5人とスタッフはタイで開催されている「オアーオブタイランド」に出場中ですが、国内でもレースが始まっています。今回は昨日4月4日に静岡県伊豆市修善寺にある日本サイクルスポーツセンター(日本CSC)で開催された「チャレンジロードレース」の模様をお届けします。
写真は一部サポーターのツバサさんからもご提供いただきました!
日本CSCで開催されるチャレンジロードは様々なカテゴリーが設けられ、子どもからマスターまで幅広い年齢の方が参加できるレースです。周回のレイアウトはアップダウンが厳しく難しいレースと言えます。
今回このチャレンジに愛三レーシングからは、国内で次のレースへの調整を行なっている綾部勇成キャプテンが単独参加しました。
愛三レーシングと同じくタイに参戦している国内コンチネンタルチームも多いため有力といわれる参加選手は少ない状況。この中で愛三レーシング(綾部選手)は優勝候補筆頭にあげられ、当然他チームのマークの対象にもなっていました。
日本サイクルスポーツセンター(静岡県伊豆市修善寺)
今日はひとりでの参戦となった綾部勇成キャプテン
修善寺の日本CSCは愛三レーシングの地元愛知県のお隣ということもあり比較的足を運びやすい会場です。またアジアツアーをメインに戦うチームの走りを国内で見られる機会も少ないため、このチャレンジがシーズン初観戦!というファンの方も多いかと思います。
今回も会場にはアイサンサポーターズが集い、たった一人で戦う綾部選手に精一杯の声援を送ってくださいました。また現地には来られなかったファンの皆さんの応援の力もあって・・・の結果はこの後で☆
ひとりでのレース。どう魅せるか?
綾部選手いえば黄色いシューズ
綾部選手が参加したカテゴリーのスタートは14:00。
日本CSCは山間にあるので桜の開花も遅めですがほとんどの場所で満開を迎えていました。この日は朝は割りと日も差して気温も高かったのですが、午後になるにつれて風も吹き始め思いのほか寒さが厳しい状況でした。
日本の春の象徴ともいえる桜をバックに走る選手たちの姿は、同じ日に過酷な暑さの中を走るタイのチームメイトとは相反する光景で、タイの選手達の活躍も願いながら撮影を進めました。
曇り空で残念・・・でも綺麗
桜と選手たち
レースはチームとして参加する選手の人数がどこも少なかったことから、集団の数が終盤までなかなか減らず常に宇都宮ブリッツェン、マトリックス、愛三綾部選手らがゆさぶりをかけながらレースを動かしていく展開に。
今回ハシモトとサポーターたちは、スタートから下っていったアップダウンの方面からコースの頂上「秀峰亭」を目指して撮影を進めながら、綾部選手を応援しました。
この秀峰亭への登りは「心臓破りの坂」と言われ勝負どころになります。またここに来る途中も何度もアップダウンがあるので
目の前を通り過ぎるときにアタックがかかるシーンを見ることもできました。
1人ですがそれを感じさせない落ち着いた様子が印象的
途中ブリッツェンの長沼選手がタイム差をつける場面もあり最終局面までどうなるのか展開が読めない状況でしたが、綾部選手はたった一人、優勝候補筆頭というプレッシャーを冷静な判断と経験で見極めるというキャプテンらしい走りを見せてくれました。
ブリッツェンの長沼選手が単独で抜け出すも・・・
人数の不利を利点に生かして走る綾部選手
戦う背中
最終周回に入るときには各チームの動きもあって15名ほどの集団にまで絞られました。最後はゴールのストレートラインまで戻り最終周回に向かっていく綾部選手を大きな声援で後押ししました。
ゴールラインを通過するときにはボトルも捨て最後の勝負にかけます。
勝負は15名ほどに絞られた
ボトルを捨てて最終周回へ
photo:Tsubasa
日本CSCのコースはスタートゴールラインから向こう正面が見渡せる見晴らしのいいコース。スタートし下っていき、上りもクリアしまた下る。細かい上りが続き一番頂上心臓破りの坂を経て到達する「秀峰亭」です。そこからは右に左にとカーブを経て緩やかな上りに向い、最後は大きく左に曲がってゴールラインのストレートへと続きます。
レースの最終局面の展開が見渡せる
レースでは場内にレースアナウンサーという方が存在し実況をしてくれることが多いです。最終局面になると激しい動きになるため情報も飛び交います。
観客がゴールで選手達を待つ中、最後の心臓破りの坂を超えた辺りから向こう正面に小さく選手の姿が見えてきます。実況が戦況を伝える中、先導のバイクの姿が見え飛び出している選手の姿が見えました。
アイサンブルー!!
photo:Tsubasa
青いジャージ?
青いジャージだ!
綾部選手だーーーー!
みたいに、もうゴール前ではサポーターが綾部選手の名前を叫んでます。綾部選手のブログにも書いてありましたが山の中にある会場では声もよく響くのかしっかりと届いていたようです!
最後のカーブを曲がってストレートラインに入ってきたのは青いジャージと黄色いシューズの綾部選手。他の選手を引き離しての単独ゴールです。
綾部選手が最終ストレートに入ってきた
後続を大きく引き離し勝利を確信!
何度も優勝を経験している愛三レーシングですが、実際にそのシーンが目の前に迫ってくるとカメラマンはうまく撮れるかという不安がグルグル回ってしまいます。飛び込んでくる一瞬をファインダーの中で経験する、それがこんなにも早く訪れたことを本当に嬉しく思います。
テレビの取材を受けてます
いい笑顔やぁ!
綾部選手のコメントです。
体調が回復してきたといえども万全でない状態で臨みましたが、それがいい意味で冷静に大切に走らなければという気持ちに繋がったみたいです。ランカウイや台湾のときみたいに走れている足も体調もなかったけれど、国内に残っている自分がしっかりと結果を出さないとと思っていたし、優勝候補と言われて臨むプレッシャーもあった。
でもアジアツアーをメインに走るチームの選手がこういう場面でしっかりと力を発揮できなければダメなんですよね。
自分は愛三に入ってから2位を2回、アンダーのときも2位となかなか勝てなかったので今日は結果を出せてよかったです。ついに「ウィナーズクラブ」にも入れたし(笑)
そして今日は自分ひとりにも関わらず応援がたくさんあってありがたかったです。感謝してます。
photo:Tsubasa
photo:Tsubasa
目の前で優勝する姿を見られるのは本当にファン冥利に尽きますね!
2位の呪縛から逃れ見事「チャレンジウィナーズクラブ」(笑)の一員となった綾部選手の勝負強さを体感できて本当に良かったです。
ぜひ綾部選手のブログもご覧下さい!
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