3月14日から20日まで開催の「ツール・ド・台湾(UCI AsiaTour 2.2)」。
本日、第5ステージが行なわれました。
今日はラインレースで山岳のあるステージでした。山岳があると総合順位にも大きな変動が起こることもあるので、今回のように総合を意識して戦うステージレースでは、チーム力がモノを言います。
今回のツールド台湾のエース 綾部キャプテンは今日もチームメイトの支えあって、この山岳ステージをクリアし総合順位を10位にあげることができました。
明日は最後のラインレース。正念場ですが自分の力を信じ自信を持って臨んでほしいなと思います。
現地の田中光輝監督の第5ステージリポートです。
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3月18日(木) stage5 157km
今大会最長距離で山岳ポイントが3つ(カテゴリー1が2つ、カテゴリー3が1つ)あり、平坦が少なくアップダウンがほとんどのタフなコース。愛三チームとしては、3つ目の山岳ポイント(カテゴリー1の2つ目)までは、全員メイン集団で走り、山岳ポイント以降決定的な逃げグループが出来ればそこへ綾部を送り込む展開になるよう走る。(愛三アシスト選手も入るように)
10時にスタートしてパレード走行5.3キロ後正式スタートが切られ、アップダウンのコースから始まる。いきなり7.4キロ地点に山岳ポイント(カテゴリー3)があるためペースも上がり、パラパラとメイン集団から離れていく選手もいた。
1つ目の山岳ポイントを過ぎて、5人や10人くらいの逃げグループが出来るも決まらない。
1つ目のスプリントポイントの前から、3名の選手がメイン集団から抜け出した。福島選手(Geumsan-Ginseng-Asia)、Graham BRIGGS 選手(Rapha-Condor)、Hassan SUHARDI 選手(Malaysia-National)の3名。メイン集団とのタイム差は最大で2分38秒まで開いた。この3選手の逃げは、2つ目の山岳ポイント(カテゴリー1)へ上る途中で吸収された。
3つ目の山岳ポイント(カテゴリー1)へ向かう上りで2名の選手がメイン集団から抜け出す。Philip GAIMON 選手(KENDA)、Ho Ki CHOI 選手(香港)の2名。この2選手は個人総合順位が2位と9位の選手であったため、メイン集団追走に西谷と匠も加わる。タイム差は最大で1分23秒ほど開いたが、残り5キロを切ったところで吸収し集団のゴールスプリントへ。メイン集団の数は45人ほど。
ゴール1.2キロの折り返しで落車があり綾部は位置取りが外れたが、もう1度加速し後方から追って7位でフィニッシュした。個人総合は10位にいたCCC-Merida の選手が遅れて、綾部の順位が1つ上がり10位となった。
明日第6ステージが最後のラインレースで131キロ。山岳ポイントも2つあり2つともカテゴリー2級。昨年と同じコースであるためコースを解っている利点を活かし、綾部の個人総合順位が表彰台まで上がるようチーム全員で狙っていきたい。
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