REPORT

ツールド台湾 Race Report stage4

3月14日から20日まで開催の「ツール・ド・台湾(UCI AsiaTour 2.2)」。
本日、第4ステージが行なわれました。


今日のステージ、エース綾部選手ははタイム差なしの集団ゴールで個人総合順位は変わらず、トップから1分1秒遅れの11位です。
昨日のキャプテンのコメントにあった「西谷選手に頼るだけじゃないチームにしたい」という言葉がとても印象に残ってます。
全日本チャンピオンの西谷選手は強く、勝ち方を知っている選手だと思います。そしてスプリントという強力な武器を持っている。でも、勝つパターンは、エースが変わりコースが変わり、様々な要因で変わるからこそ、無数にあるのだと思います。そして勝利を掴み取れるチャンスも、努力と信念のもとに無数にあるのだと思います。
愛三レーシングでは、一つ一つ丁寧に積み上げてきた証をたくさん残してきました。明日ももがいて、新しい勝利の形を模索してほしいなと思います。
現地の田中光輝監督の第4ステージリポートです。


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3月17日(水) stage4 123km


ツール・ド・台湾も第4ステージ、中間地点となりました。今日のステージを終えると、あとラインレースは第5ステージと第6ステージのみとなります。今日も気温が25℃くらいで過ごしやすいです。
第4ステージも10時にパレードスタートしました。パレード区間は8.6キロ。周回コースまでがパレード区間です。周回コースに入って1周6.8キロを16周し、スタート・フィニッシュ地点へと戻ります。


正式なスタートが切られ何度とアタックがかかるも、決定的な逃げはなかなか決まらない。周回コースの残り9周で3選手がメイン集団から抜け出した。内間選手と野中選手(日本)、Hassan SUHARDI 選手(Malaysia-National)の3名。この3選手とメイン集団とのタイム差は最大2分10秒差まで開いた。メイン集団をコントロールするのは、リーダーチームのGIANT-Asia チーム。
途中、Hassan SUHARDI 選手が総合トップと1 分19秒差であったためバーチャルリーダーとなる。
以前にもレポートで書いたが、無線が使えなくなったため選手たちに状況をどう伝えれば良いのかと・・。補給を取りに来た時に伝えるとか、今日みたいな周回コースならば、ホワイトボード等に書いて伝えるしかないんでしょうね。無線が使えない分大会側の方で今まで以上詳細に選手たちへ伝えてほしいものです。


レース状況は、リーダーチームがコントロールするが3選手とのタイム差は縮まらない。今日のステージは集団ゴールで終わらせたかったため、匠と西谷がメイン集団を引き出す。残り1キロ付近で逃げを吸収し集団でのゴールスプリントに。優勝は2日連続で宮澤選手(日本)。綾部はタイム差無しの17位でフィニッシュした。
明日の第5ステージは、今大会最長距離157キロで、途中カテゴリー1級の山岳が2つあるコースです。第1ステージのような逃げグループが決まるであろうと思う。
個人総合順位の変動にかかわる重要なステージになるので、明日も綾部の総合順位を上げるために4人のアシスト選手と1人のエース、そしてスタッフとで戦っていきたい。

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