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ヘラルドサンツアー 第6ステージ(最終日)

10月11日~17日までオーストラリアで開催されていた
「Jayco Herald Sun Tour (UCIオセアニアツアー2.1)」。
いや~・・・・・・・。落車のケガなどあって相変わらず海外のレースは毎日ドキドキです。無事終わってホッとしてます。本日最終日第6ステージの詳細は監督リポートをご覧下さい。今回も(今年最後になるのかな?)現地のNanaさんから届いた写真とリポート、そして綾部キャプテンの写真もお届けします!

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10月17日 Nanaさんリポート(と綾部選手の写真)

こんばんは。最終第6ステージも終了し、2009Jayco Herald Sun Tour の幕が下りました。本当にいろいろあった7日間でした。今日も写真満載です!もちろんキャプテンの写真もありますよ。
2泊したGeelong の街を11:00に出発し一路メルボルンの街へ向かいました。道は複雑ではないし距離もそんなにないのですがメルボルン市内に入ってからが渋滞で、2時間も掛かってしまいました。こちらでは日本の高速道路に当たるフリーウェイでも自転車が走れるんです。制限速度100km/h の横に自転車マークがあったりします。ジョニー監督いわく、「スピード練習にはもってこいの場所」で「だからこそオーストラリアの選手はスピードに強い」んだそうです。


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大渋滞・・・・

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自転車通行可


先週メルボルンに着いた日に宿泊したホテルに今晩は宿泊しています。昼食をとり、部屋へチェックインをして一息ついた15:30にホテルを出て会場に向かいました。車は渋滞していたので選手たちのほうが先に着きました。着いたところは初日同様お祭りのようでした。

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自走で会場へ

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会場はお祭りムード

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最初に登場した「子ども基金」でピンを購入する赤星マッサー

今日は最終日なので、全員での記念写真を撮りました。一緒に写っている背の高い男性は、選手の大事な栄養源Carbo ShotzのオーナーDarryl 氏です。Shotz の本場はここオーストラリアなのです。今回Shotz のサポートしているチームは、バジェットフォークリフト・ドラパックポルシェと我らがアイサンです。この写真一人足りないのですが、その話は後ほど。


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選手・スタッフ全員で集合写真です

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なかじメカのモノマネする綾部キャプテン(笑)


本日第6ステージは4.1kmを15周するサーキットレースです。
たくさんの観客の皆さんが集まる中レースはスタートしました。スタート時各チームの代表がアナウンスされました。アイサンはナショナルチャンピオン西谷選手に代表として前列に並んでもらいました。


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ナショナルチャンピオン西谷選手


スタート・フィニッシュ地点ではあまりの観客の多さに写真を撮るどころではなかったのですが、その手前100m付近に設けられたピット(パンクなどに備えてチームスタッフが待機できる場所)は中央分離帯部分にあったのでそこでの計測&撮影をしました。最初ジョニー監督一人だったところに、赤星マッサーと私が加わり、その後ナカジメカも第2ピットから戻り、最後は綾部キャプテンも来て5人で見ていました。


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鈴木謙一選手

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松村選手


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集団はGarmin Slipstream がコントロール


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品川選手


2024
肌寒いけれどいい天気!


本日のキャプテン情報です。
いつもの(?)散策に出かけた綾部キャプテンは、コースのかなりの部分を歩いて回ったそうです。途中面白い自転車や、電線に引っ掛かった靴を発見し、地元の方とのコミュニケーションもし(また沢山の方に話しかけられたらしい)、カフェではなんとコーヒーをごちそうになり!そしてその間に選手の通過時には写真も撮るという時間を過ごしたそうです。
レース後半は、我々スタッフと一緒にピットで応援・撮影をしてくれました。
左肩がまだ思うようには動かせないので生活面でもまだまだ苦労はしていますが、ずいぶん元気になってきたし、いつでもやっぱりキャプテンだなぁと強く感じたのでレース後の夜、思い切って今回のレースを振り返ってコメントをもらいました。


「もともと調子が良くなく、ただそのマイナスな意識をなんとかごまかそうとしていたことが、さらなる不運を呼んでしまって今回の落車につながってしまったような気がしている。ただそんな中、骨折という最悪の事態は避けられたし(補給地点へ行くことなどで)普段なかなか見られない自分のチームや、他のチームの裏側の部分も見られた。具体的には他のチームスタッフの選手サポートの動きや、他のチームの選手がどんなものを食べているのか、どんな素材のウェアを着ているのかなどなど。普通にレースで走っていては見られない怪我をしてしまったからこそ見られたことを今後何らかの形で活かせたらいいと思う。」


あくまでキャプテンは前向きです!そんなキャプテンフォトはこちら。


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photo AYABE 先頭でコーナーをクリアする盛選手

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photo AYABE  別府選手

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photo AYABE  なぜか靴????

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photo AYABE  ゴールへ向かう西谷選手

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photo AYABE  ゴールスプリント

レースの方は、プレステージを含め最初の3日間は落車も多かったですが、後半は事故も減り最終日は完走60名で無事に終了しました。


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レース後のケンケン選手(終わった~~~~って感じだね)
各選手に今回のレースを振り返ってコメントをもらいました。


西谷選手
「本来は総合争いをするつもりが、第1ステージの落車の影響とはいえ思ったような走りが出来ず、非常に残念。世界選手権に続き悔しさの残る結果となってしまった。幸い落車の怪我はずいぶん良くなり、今できる走りは精一杯出したつもりだが、この悔しさをはねのけるような走りを来週のジャパンカップではしたいと思う。」


鈴木選手
今回リザルトだけを見ると遅れてしまったり、後ろの方でのゴールが多かったですが、実はこんな思いを持って走っていました。
「今回は本当に寒かった。集団の中で前に動くべく努力を繰り返したが、上がりきれず、結果集団の後ろに取り残されることが多くなってしまった。こんなに強い風がずーっと続くところは練習でもレースでも走ったのは初めてだった。だからこそ苦しくても走り続けることで位置どりや走り方など学ぶべきことがたくさんあると思った。完走することで明日につながるそう信じて走ってきた。そして最終日まで走り続けた。
更に途中で綾部さんが落車で怪我をしてしまったことで自分にジャパンカップ出場の切符が回ってきた。そのこともあり、よりいっそう走り続けることにこだわった。いつかは絶対に走りたいと思っていたジャパンカップ。綾部さんの分まで自分に巡ってきたこのチャンスを絶対に無駄にしたくない。

今回レースを通じて 『あきらめないこと』 の大切さを強く感じた。特にステージレースではあきらめたら明日はないから。最終日まで走り切った今、そのことでこの先につながりそうな大きな予感が自分の中にはある。今回のことが今後の自分にきっと大きな形で帰ってくると信じている。」


松村選手
「初めてのオセアニアツアーでアジアツアーとは違うレース展開、スピードを感じた。この経験を絶対に無駄にしないためにもオフの期間をうまく使って来シーズンに備えます。」

レース前に想像していたのとは違いました?と質問するとこんな風に答えてくれました。
「スピードはともかく、風の強さは想像をはるかに超えていました。今回は力以上に技術面での差を強く感じました。」


盛選手
じっくり考えた後に・・・・
「トップチームと一緒に走れる機会はなかなかないのでそのことはとても良かったのだけれど、そこで結果を出せなかった、正直本当に悔しい。」
この先はうまく言葉では表現できないとのことでしたが、この短いコメントに全てが凝縮されているように感じました。


品川選手
(術後の)体調もあるにはあるけれども、今の自分が出せる力は各ステージでは出せた気がする。今感じている、もっと上に行けたのにという悔しい思いは、同時にこの悔しさまでたどりつけたという安堵感のようなものももたらしてくれている。
きついレースを走らないと甘い走りになってしまう。
今回の強度の高いレースは、ジャパンカップに向けて良い刺激になったことは間違いないので、絶対に頑張る。盲腸の手術後北海道、このヘラルドサンツアーと走って本来の力と比べればまだ劣るが徐々に戻ってきていることも実感している。今後のレースでは(展開の中での)今回のような失敗はなくしていきたい。


匠選手
最終ステージは無難に走った。完走もとても大事だったので。タイムトライアルもあり、平坦基調の今回のレースでこの位置にいられたのは自分としても大きい。平常心がとても大事だと痛感した。ただチームとしてレースの中でもリザルトとしても大きく結果を残せなかったことはショックでもあるし、悔しい。今回得たもの全てが、今後の自分たちのステップアップのきっかになる、きっかけにすると強く思っている。


どの選手も悔しく、そしてだからこそ前に進みたいというとても前向きな言葉が目立ちました。リザルトに見えない部分やレースの中で各自がそしてチームが感じていること、得ているものがたくさんあるということを改めて感じました。


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Nanaさん毎日リポート本当にありがとうございました。今年は本当に海外のレースの様子が良く分かりましたよね。海外のレースって、走るだけじゃない過酷さもある一方で、海外だからこそ見える表情もあると思います。そういうのって、国内のレースでもどこかセーブするとこがあってなかなか伝えられなかったけど、Nanaさんのおかげで選手やスタッフの生き生きとした姿をファンの皆さんにお伝えすることができたのかな?と思います。
今年のレースは残すところジャパンカップのみとなりました。愛三レーシングの走りに期待したいですね!


んで。
なにやら番外編もあるようですので、続報をマテ!

コメント(1)

連日の速報、Nanaさん、ハシモトさん有り難うございました。
続報も楽しみに待ちます!!

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