ツアーオブジャパン東京ステージフォトリポート

大阪を皮切りに東京まで転戦してきたツアーオブジャパン。
全日程を無事終了しました。
愛三レーシングは選手・スタッフとも無事に愛知に帰還しました。

大変遅くなりましたが、最終日東京ステージの模様を
写真とともにお届けしたいと思います。

最終日、東京ステージは生憎の雨模様。
去年も日比谷で大雨だったなぁ・・・・・暑いイメージだったのだけど。
大井埠頭では小降りでよかったです。

でも。
レースは熱かったです！

スタート準備です。

雨で最初は人もまばらでしたが
スタートが近づくにつれ今年もたくさんのファンが詰め掛けていました。
もちろん愛三ピットにはアイサンファンの皆さんが☆
フラッグにサインをする綾部選手。

西谷選手。
緊張と集中との狭間の中にも笑顔がこぼれます。

赤星マッサー。
インドネシア・マレーシアの遠征に続きTOJでも1週間。
選手の身体と気持ちを毎日ほぐしてくれました。
今年は補給がないので東京での出番は少な目ね・・・
終わったあとに余力のこしときましょっ

別府選手。
長かったね・・・・・さあラスト東京！
ケガなく、そして全力で戦えますように・・・・

レースは日比谷シティ前をスタートしパレード走行の後
大井埠頭の周回コースに入り14周します。

レースは序盤西谷・綾部選手を含む10名の逃げが形成されます。

今回はスタート地点にいたもののスタートは見ずに
大井埠頭に移動したのですが
会場に到着したときは14周のうち2周を終えていた様子。

戦況は？？？？

そのときオーロラビジョンに映る青いジャージ！！！
誰か逃げてる。しかも2人！
西谷選手と綾部選手だーーー。
うあー興奮！すでに泣きそう（←最近涙もろくていけんのー）

綾部選手。
今日は雨でシューズカバーはいているから
黄色いシューズがみえないですね。

西谷選手。
終始落ちついた表情でしたが、腰の痛みとも戦っていました。
しかし最終日のこのステージはここまでで
オーストラリアのリー・ハワードに競り負けた雪辱を晴らす一戦。
自ら積極的に動き勝利を引き寄せようと走ります。

メイン集団には別府選手、盛選手、ケンケン選手、松村選手。
逃げる2人の動きと展開にあわせていく走り。

別府匠選手。

ケンケン選手と松村選手。

盛選手。

西谷選手は逃げの中で積極的に動き何度もアタックする。

「おーーー！！西谷抜け出したぁーーーー！！！」
というアナウンスはかなり鳥肌もの。会場も沸きます。

レースが動いたのは残り3周回あたり。
最大で1分ほどタイム差をつけて逃げ続けていた10名ですが
この中でのけん制のし合いとメイン集団の追い上げで
残り3周回で吸収され振り出しに戻ります。

吸収したと同時に別府選手がアタック。
その後もケンケン選手、松村選手がアタックする！！！
動きが相当激しく愛三の名前は何度もコールされ会場が沸きます。

逃げが飲み込まれて集団がひとつになったその瞬間に
別府選手がアタックするのが見えたの。
（撮れなかったけど・・・）
集団に吸収される瞬間のこの動きってなかなか見られるもんじゃない。
だいたい自分達の目の前を通るときには
逃げが決まっていることも多いので、興奮した！！！

そして松村選手もアタック！！！
目の前で繰り広げられるアタック合戦。
わたしおもわずカメラ下ろして見入りそうになりました・・・

マツ、イケーーーーー！！！

ケンケン選手もアタック！！
ワンカンポーの後を追う！
やべぇ泣きそう。

その後シマノ鈴木譲選手ら2名が飛び出すもののこれも吸収され
残り1周回で完全にオーストラリアのチームAISがコントロール。

他のチームも最終局面に備え始めます。
愛三レーシングも大人数の集団スプリントに備えて列車を組み
チームAISをマークしながら前方に位置します。

これさ。
何回もレース見てますけどそうそう見れたことないですよ。
西谷選手を勝たせるために、勝つために、チームで動く。

いよいよレースは残りわずか。
この目の前のゴールラインを一番に通るのは誰か。
あれほど騒がしかった会場にはアナウンスの声しか聞こえない。
興奮と静けさが交差する瞬間。
ゴールの先の最終コーナーに皆、目を向ける。

先導車やバイクが見えた！
ここから見る限り青いジャージが見えない。
どうなるのか？？？

左から青いジャージが飛び出した。
西谷泰治だ！

みんなもがいている。誰が勝つ？撮りながら祈る。。。

しかし覗いたファインダーには
真ん中からチームAISのリー・ハワード選手が鮮やかに飛び出す姿。
そのまま両手を大きく挙げてゴールに飛び込んだ。

西谷選手、惜しくも3位という結果でした。
ハンドルをたたきながら目の前を通り過ぎました。
足が震えてしばらく動けなかった・・・

個人総合優勝を勝ち取った
カルミオーロ・Aスタイルのセルヒオ・パルデイーヤ。

優勝のリー・ハワードは19歳。
堺、美濃ステージに続いてここ東京も制した。
なんという・・・・あどけなさでしょう。
そうだ私、このひとが勝つところ全部見てるんだ。
だから、
西谷選手がこの選手に勝ちたいと走る姿も3度見てるんだ・・・・

戦いを終えた選手たち。
一緒に逃げに乗った綾部選手と西谷選手。
撮らなかったけどこうやって帰ってきて握手を交わす姿を見ると
なんともいえない気持ちになるよ。

テレビのインタビューを受ける西谷選手。
美濃ステージのときに
リー・ハワードのことを「段違い」と言っていた西谷選手。
だからこそこの東京は、これまでの雪辱を晴らしたいと
今まで以上の気持ちと積極さで走っていたと思う。

結果を受け止め、また前に進んでいくでしょう。
このツアーオブジャパンでその存在感を印象付けたのは
間違いありません。

最後に全員で一枚。
一週間を戦い終えた選手達。
中3日で木曜日からはツールド熊野が始まります。

十分な休養は取れませんが、また熱い走りを魅せてくれると思います。
まぁ、目線バラバラですけど・・・（笑）
こういうとこが緩急ある愛三の好きなとこなんだけどね☆

今年のツアーオブジャパン。
各地でサポクラジャージを着てフラッグで応援する
ファンの皆さんの大きな声援に支えられました。
また、会場には来られなくても愛三レーシングを応援してくださる
たくさんの皆さんの思いも感じました。

本当にありがとうございました！
（写真は23日の修善寺ステージにて）

ツアーオブジャパンを終えましたがまだまだレースは続きます。
これからも選手の走りと興奮をお届けしていきます。
宜しくお付き合いくださいね！！

そうだ。
修善寺の記事ですがまだ色々写真もあるので追加するかも。
お楽しみにです！