17日大阪堺ステージを皮切りに24日東京まで転戦する
日本最高峰のステージレース「ツアーオブジャパン」
本日21日は移動日です。
昨日20日に長野県にて南信州ステージが行なわれました。
前日の岐阜県美濃ステージでチーム力を発揮し
惜しくも優勝は逃したが西谷選手がステージ3位となりました。
今回のエース 別府匠選手も集団ゴールとなり
美濃ステージ終了時で別府・西谷・綾部が総合圏内と健闘中。
そして迎えたのが、翌日の南信州ステージです。
自転車に理解があり町全体でTOJを歓迎する南信州。
コースは起伏に富んだ山岳ステージです。
飯田駅前をスタートしパレード走行の後
アップダウンの激しい一周12.2キロを12周、
その後松尾運動公園前をゴールする148キロのレースです。
移動日を挟んで富士山~修善寺~東京でフィニッシュ。
前半戦の締めくくりとなる南信州ステージは
後半戦3ステージの明暗をわける、いわば山場となるため
どのチームもこのステージでの走りを重要視します。
毎年南信州には行っていたのですが今年は仕事の都合で断念。
しかし美濃と同様、愛知から近い南信州には毎年
多くのアイサンサポーターズが応援に駆けつけてくれます。
今回は、サポーターのツバサさんの写真で
南信州ステージを振り返るとともに
田中監督から届いた前半戦のまとめリポートを交えて
後半戦を展望します。
ではではいってみよーー!!!
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スタート地点は飯田駅前。この日も晴天に恵まれました。
チームピットの様子は・・・割と和やかな雰囲気。
愛三レーシングで今回エースを務める別府匠選手。
インタビューに答えています。
盛選手。
なんだなんだなんだぁ、すごいキュートスマイルじゃないの!
しかしホント、いい天気。
いよいよレースが始まります!
中央は西谷選手。いい顔してる!
松村選手。
昨年も出場したTOJでは南信州でDNFだったのだそう。
今年は愛三の一員としてどんな走りを見せてくれるのか。
相変わらずお鼻の調子がよくないのね・・・。がんばって!
レースは序盤に9人の逃げができる。
この中に入っているのは愛三レーシング鈴木謙一選手。
ケンケンさんがんばれ!!
集団が飯田の街を駆け抜ける。
南信州ステージは本当に緑豊かで自然を満喫できます。
山岳賞の辺りはかなり標高も高く、そこを越えると今度は下り。
その高低差で選手がどんどん淘汰されていきます。
別府匠選手。
今日のステージでどこまで踏ん張れるか。
前日の美濃ステージと打って変わって
今日の南信州では別府選手を徹底アシストする西谷選手。
松村選手。集団内にいます。
山岳ポイントを通過する集団。
レースはケンケン選手を含む9人の逃げが吸収された後
チームAIS ジャック・ボブリッジと
アミーカチップス マティア・クバシナが抜け出す。
これをカザフスタンの選手が追走する状況が続く。
2人とメイン集団のタイム差は最大で5分ほどに広がる。
その後追走1名が吸収され、
10周回目(残り2周)で逃げ2人を追う16名の追走集団ができる。
この中に別府選手、綾部選手、西谷選手が入っていた。
前に3人を乗せるためにアシストに徹した盛選手。
前半で逃げに乗りアシストを終えたケンケン選手。
松村選手とともに後半戦にむけてゴールを目指す。
レースは、追走集団から飛び出したカザフスタン フォフォノフと
Aスタイル バルディーヤの2人が最終周回で先頭2人に追いつく。
4人を追走するため16人から
メイタン清水選手を含む5人が抜け出すがここに愛三は乗れず。
最後は4人でのスプリントで、
チームAIS ジャック・ボブリッジがステージ優勝を飾った。
別府選手は1分43秒遅れでステージ15位。
別府選手をアシストした西谷選手は1分46秒遅れでした。
南信州ステージ終了時点で別府選手は
トップに立ったフォフォノフ選手から1分52秒遅れで総合14位。
また西谷選手は1分57秒遅れで15位です。
最小限でなんとか富士山に繋いだといえましょう。
綾部選手と盛選手がゴール。
本当にステージレースはアシストの力なしでは戦えません。
今回の南信州に応援に来てくださったサポーターの皆さん。
本当に感謝です。
今回ステキな応援グッズ(手作り☆)もお目見えして
選手達を励ましてくれました!
南信州は自転車レースにとても理解があるので
おなじみのチョークペイントもOKなのです。
山岳ポイント少し前に「AISAN」の文字を書いてくれました!
photo:Tusbasa
最後に。
ツバサさん、写真ありがとうございました!!!!!
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前半戦の山場、南信州ステージを終え明日22日は第5ステージ。
富士山に登る舗装路としては最も傾斜の激しいルート
「ふじあざみライン」
ここを上るのが「第5ステージ 富士山個人タイムトライアル」です。
これまでのレースと打って変わってこのステージは個人戦。
ひとりずつ順番にスタートし、個人のタイムがそのまま
その日のステージ順位となり総合成績に反映されます。
距離は11.4キロと短いものの、その高低差は1200メートル。
平均勾配は10.5パーセント以上と険しい山道を上ります。
ツアーオブジャパンの総合成績で番狂わせが起こるのは
この富士山ステージがあるから。
しかしこの厳しい山岳ステージがあるからこそ
山に強い選手こそが総合上位に近づけるのです。
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ツアーオブジャパンもいよいよ後半戦に突入。
田中監督に前半戦を振り返るとともに後半戦への展望を伺いました。
◆ジョニー監督コメント
TOJ、飯田ステージまで終わりました。
昨日の飯田ステージでエースの匠が先頭グループから少し遅れましたが
まだトップから1分52秒のタイム差なので
明日の富士山TTで上位に入ることは十分可能な位置です。
ここまでの流れはチームとしてはほぼ予定通りじゃないかと思います。
匠もTOJ前に手を打撲して走りに影響するのでは‥と心配していましたが
日に日に手も良くなっていき調子も少しずつ上がってきています。
大阪ステージから飯田ステージまでのチームの流れは
匠はトップから最小限のタイム差でいき富士山TTで順位を上げる。
西谷は大阪と美濃ステージでステージ優勝を挙げる流れで挑みました。
結果、匠は本調子ではない状態を考慮すると
最小限のタイム差で富士山TTを迎えられるし
西谷は大阪ステージであと少しという所まで逃げ、
美濃ステージでは3位とステージ優勝は叶わなかったものの
健闘した走りだったと思う。
あさって修善寺ステージからのチームの流れは
明日の富士山TTの結果でどう戦っていくか決めていくことになる。
匠の個人総合を上げる走りかステージ1勝を狙っていくかの走りです。
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現在別府選手のタイム差は1分52秒。
通常のレースであれば
「逆転は難しいのでは?」と思われるタイム差だと思いますが
厳しい富士山ステージではかなりタイム差に変動があるため
まだまだ逆転の可能性はあるといえるでしょう。
別府選手には自分を信じて自分の走りをしてほしい。
そうすれば必ず結果がついてくる。
残り3ステージ。引き続き応援宜しくお願いします!!!
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