DEAR SUPPORTERS

東日本実業団フォトリポート

大変遅くなりましてすいませんでした。
群馬から帰ってきてから本業など立て込んでおりました。
やっと書けます。


Jサイクルツアー第1戦となる東日本実業団ロードは
4月26日に群馬サイクルスポーツセンターで開催されました。
ジュラジャ・マレーシアに選手6名とスタッフが参加している為
今回の東日本は、中根総監督指揮の下
秋山英也選手、松村光浩選手の2名で参戦しました。


今回ハシモトはギリギリまで仕事の予定だったのだけど
急遽いけることになり、チームに帯同し撮影してきました!
ハシモト目線でみた
Jサイクルツアー初戦をリポートしたいと思います。


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群馬に前日入りしましたが、かなりの雨でしかも寒い。
明日の天気が心配・・・でしたが、なんとか晴れました!!

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今回はこの2名でレースを走りました!
秋山英也選手(左)、松村光浩選手(右)です。

コンチ登録で参戦だけに勝ちは譲れないマトリックス、
このレースがデビュー戦の宇都宮ブリッツェン、
昨年の覇者、廣瀬敏選手を擁するチームニッポなど、
有力といわれるチームはほぼフルメンバー。

一方、愛三はたった2名。
シマノレーシング、BSアンカーも
愛三と同じくマレーシアに行っているため1名ないし2名です。

でも人数有利だけがレースを動かす鍵じゃない。
色々な意味でこの東日本実業団は、見ごたえがありました。

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会場で初お目見えした今シーズンのチームリーフレット。
今年のは、昨年に増してカッコイイだす!
ツアーオブジャパンや熊野でも配りますので
ぜひぜひゲッツしてくださいね☆

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実業団レースの最高カテゴリー 「TRクラス」は
昨年までの「Jツアー」から発展したカタチで「Jサイクルツアー」となり
年間12戦をJサイクルツアー登録チームで競います。

年間勝利者には栄誉の証、ルビーレッドジャージが贈られます。

今年も東日本実業団がJサイクルツアー初戦となり
今年は34チーム、160名近くが参戦しました。

去年と違うのは、距離が伸び162キロとなったところ。
4人以上参加のチーム戦として、上位3人の合計ポイントで
総合1位のチームには100万円が贈られるのも、見所のひとつ。

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まもなくレースが始まります。スタート前の秋山選手。
今シーズンの目標は 「実業団レースで3位以内に3回入る」
先輩がいないこのレース、頼れるのは松村選手と自分自身だけ。

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松村選手。
みんながマレーシアに行っている間、故郷和歌山で
秋山選手と2人走りこみをしてきたそうで調子は良さそう。
いよいよスタートです。


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このレースにも、愛三バナーがお目見えしました!
いつも応援ありがとうですっ

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前日のミーティングで、3周目までに逃げグループをつくり
そこに乗ることを決めていた愛三レーシング。
予定どおり序盤で、秋山選手含む逃げ集団ができ3週回目で10人に。

先頭集団で走る秋山選手。


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集団の中で秋山選手をアシストする松村選手。
2名しかいないけど、チームプレーを意識して走る。

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メイン集団の数は140名以上。
色とりどりのジャージが走り抜けます。


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逃げの10名で人数を乗せていたのは宇都宮ブリッツェンの2名。
このレースが公式戦初戦、人数もフルメンバー。
地元からの応援もたくさんで、プレッシャーがかかる。


秋山選手、ラバネロの小段選手、マトリックス向川選手は
このまま、160キロを逃げ続けた。

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松村選手。
逃げ集団とのタイム差は一時3分にまで開く。
メイン集団では、色々な選手が動いていたようだが・・・

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マトリックス向川選手が先頭集団を引く。


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今回1人で参戦したシマノレーシング鈴木真理選手だが
1人で1周回以上メイン集団を引いたりと
レースに揺さぶりをかけ存在感をアピールした。


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逃げ続ける秋山選手。
私の目には、常に積極的に堂々とレースをする姿が印象深かった。

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松村選手の右には、昨年まで愛三に所属していた廣瀬敏選手の姿。
昨年の覇者ゆえに、今回チームニッポも当然マークの対象。

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先頭集団に入っていた宇都宮ブリッツェンの2名が脱落したため
チームメイトの廣瀬選手・長沼選手、
そしてマトリックス辻選手がメイン集団から抜け出し先頭を追う。
単独で逃げていた選手と合流し4人で逃げ集団に迫る。

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逃げ続ける先頭の4人。
しかしついに24周目に追いつかれ先頭は8人に。


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8人になった先頭集団は25周回でペースがあがり
ブリッツェン廣瀬選手ら3人が脱落。
この5人で激しい攻防が繰り広げられるが、
メイン集団もペースをあげ迫ってくる。

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最周回、メイン集団からアタックをかけた
松村選手を含む追走集団が猛追を見せる。


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秋山:愛三、向川・辻:マトリックス、長沼:ブリッツェン、
小段:ラバネロ。先頭集団ではこの5人が激しい攻防。
マトリックスは2名と有利で、
秋山選手と同じく最初から逃げていた向川選手がペースアップ。
秋山選手は辻選手をアシストする向川選手のペースアップに反応。


そして優勝は・・・

スプリンター辻選手有利かに見えたこのレースを制したのは
最後の心臓破りの坂でアタックしたブリッツェン長沼選手。
逃げ切りを決め、自身初、チームとしても初となる優勝を飾った。


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最後まで優勝にからんだ辻選手と、
自分と同じく最後まで逃げつづけていた小段選手にかわされ
秋山選手は4位でのゴール。


レース後の秋山選手は悔しいを連発していた。
狙い、射程距離にいて、アタックにも反応し脚を使い
積極的なレースをしていただけに・・・。


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2人がブログに、それぞれの思いを書いています。
目の前でレースを見て、レース後に色んな話しを聞きました。

今回一番思ったことは
アジアツアーでも、日本のレースでも、どんなレースでも
精一杯出し切ることは難しいし、勝つって難しいし、
納得いくことをするのは並大抵ではないってことです。

正直、2人でどんな戦いができるのかなと思っていました。
だけど、チームプレーを大切にしている愛三の精神は
たった2人でも、私の目にはちゃんと生きていると映りました。

秋山選手の走りは、この日は全然違った。
生き生きとしていたし、意志があった。
勝ちたいという強い思いが走りに表れていた。

松村選手の秋山選手を勝たせたいという強い思いは
2人でもチームだってことを痛いほど感じさせた。


マレーシアで全力で戦う選手たちと同じく
日本で戦っていた若い2人のレース。
大きなものとして彼らに残ったのではないでしょうか?
それを次に、この先に生かして、悔しさを笑顔に変えて欲しいです。

こうやって剥き出しの思いや強い意志に触れるたびに
私自身にも、喝が入る思いです。
拙いリポートですが何か感じるものがあったのなら幸いです。


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最後に、日曜日のリポートが今になってしまってごめんなさい。

コメント(2)

とてもわかりやすくて いろんな思いも伝わってきましたよ!

しんさん

ありがとうございます☆
ひとつのレースに色んな思いがある。
ライブでそれを感じられるのは
苦しくもあるし醍醐味でもありますね!
それを少しでも伝えられたらと思っています。

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