4月26日(日)に群馬CSC にて「東日本実業団ロードレース」
(Jサイクルツーア第1戦)が開催されました。
同時にマレーシアで開催されているジュラジャ・マレーシアに
6名が参戦しているため、今回このレースには
秋山英也選手、松村光浩選手の2名が参加しました。
レースに同行した中根総監督のリポートです。
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4月26日 東日本実業団サイクルロードレース大会
(Jサイクルツアー 第1戦)
群馬県CSCにて「Jサイクルツアー第1戦」が開催されました。
同大会は、昨年まで開催された
「Jツアー」の発展系としてチーム制を意識したものです。
今年は移行期間として位置付けられたシーズンですが
全国から多くのチーム&ライダーがスタートラインに並びました。
※本日の出走は34チーム/166名
愛三レーシングは主力メンバーがアジアツアーに参戦中のため
松村と秋山(2名)で参戦したが、
2名でもチーム戦らしくチームプレーに徹しました。
先ず前日のミーティングで、
・今回が第1戦で有る事
・166名の力量が予想できない事
・朝まで雨が残る事、などから、
スタートして3周以内で先頭グループを形勢して
レースを落ち着かせる事にした。
レースは2周目で秋山を含む12名の先頭集団ができた。
先頭集団は3周目で10名、10周目で8名、
20周目で4名と徐々に減っていくが秋山は先頭集団に残った。
先頭の4名はマトリックス・向川選手、ラバネロ・小段選手、
Esperance・リー選手、愛三・秋山。
15周目辺りでブリッツェンの2名(小坂選手、中里選手)が
先頭集団から切れた為、
後続集団からブリッツェンの廣瀬選手と長沼選手が追撃する。
そのアタックにマトリックスの辻選手が付き先頭集団に迫ってくる。
また後続の大集団も活性化し徐々に先頭4名との差を詰めてくる。
秋山には無線機で一周でも多く逃げ続ける様に指示し
松村には秋山が吸収された直後の展開に備えるよう指示した。
24周目、ついにブリッツェンの廣瀬選手・長沼選手と
マトリックスの辻選手が先頭の4名に追いた。
25周目には更にペースが上がり
先頭集団はマトリックス(辻・向川選手)、ブリッツェン・長沼選手、
ラバネロ・小段選手、愛三・秋山の5名になる。
26周目、先頭集団5名と後続集団との差は20秒を切り
直線で見える距離にまで迫る。
最終周回に入り、無線機で秋山選手に
牽制した時点で後続集団に吸収される事を伝え
162kmを逃げ切る様に檄を飛ばす。
後続集団は他チームのスプリンターが獲物を捕らえたかの様に
スプリントを掛けてきたが届かず先頭集団は逃げ切った。
秋山は4位だった。
4月2日に実施したチーム全体ミーティングで秋山選手は
今回のレースを目標に掲げ、松村選手も全力で
秋山選手をアシストする意思を臨んだレースだっただけに
ゴール後、秋山選手の悔しい気持ちが全身に表れていた。
リザルト
1位 長沼 隆行 (宇都宮 ブリッツェン)
2位 辻 善光 (マトリックスパワータグ)
3位 小段 亮 (パールイズミ・スミタ・ラバネロ)
4位 秋山 英也 (愛三工業レーシングチーム)
・
10位 松村 光浩 (愛三工業レーシングチーム)
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