旧サポーターズブログの記事

☆閑休小話

しばしレースもないので
今日は半分日記のようなものです。

お暇な人はどうぞ。
そろそろ梅雨も明けそうな感じですね。

愛知の夏は独特の蒸し暑さがあり、いるだけで疲労困憊してしまいます。
そんな中、選手達は頑張ってトレーニングをしていると思うと
なんともかんとも、お疲れ様です!!!と言いたいですね。

さて。
ツールドコリアジャパンが終わり一週間たちました。
この一週間はいろいろなことがありました。

悲しいこともありました。
嬉しいこともあったし、怒りに震えることもあった。
それでも毎日仕事をしたし、毎日悲しいことばかり考えてたわけじゃない。

色んな感情が生まれては消える。
日常を取り戻すことは大切なことかもしれません。
でも、人には人のペースがあるし、思いがある。
それは自分にしか分からないことだし、付き合っていくしかない。


榊原さんが亡くなって、そこから本当にたくさんのことを考えました。
単純に悲しむ、という気持ちだけでなく。

自分にも、大切に思う人やものがあるからだと思います。
それだけ、人が生き発言し、行動するということは
大きなものなんだと思わされました。

そして。
誰かがぽっかりといなくなると、
自分の周りにいる人の人間性というか、見えなかったものが見えます。

本当に多くのことを学びました。


来週は実業団石川、再来週は小川村とレースですが、今週はまっさら休み!
愛知で練習する選手もいれば
実家に帰って、リフレッシュしながらも
走りなれたコースでトレーニングを積んでいる選手もいるようです。

北京へ、という目標に向けて
年明けの台湾から全てのレースに集中してきた選手達。

アジアツアーは出場人数がレースごとに決まっているので
全ての選手が全てのレースに出たわけではないのですが
逆に全部のレースに出てる選手もいますからね。

どの選手もひた走ってきて、体も気持ちも休みなしでした。

長いシーズンで、狙うレースにピークを持っていったと考えたら
スーパーマンではないですから、
たまには本当に体を休めることも必要だと思いますね。
この先にも、まだまだレースはあるんだし。

気持ちも整えて、また前に進んでいくことも必要だと思うし。
生身で、考えをもった1人の人ですから。
私たちと同じように、悩みも不安も、怒りも喜びも抱えているんだろうから。


強い選手だけが「いい選手」とは決して思わないし
結果だけで「強い」「弱い」と言い切れないのは、皆さんご存知のとおり。

いい選手、って定義は難しいけど
好きになったり応援したいという気持ちは、強さとかもあるけど
やはり、選手・人としての思いや行動、言葉、考えに
どれだけ寄り添えるかも大きいと思うので。

信念が、理想が、ちゃんと自分の中にまっすぐにもてているから
夢中ななかにも、冷静さを持っているし
周りを良く見ることができる。

周りを見れるということは、人の欠点も見える。
でも人の欠点に気がつける人は、自分の欠点も省みることができる。

周りの人がしてくれる、有難さにも気がつける。
うわべだけのポーズじゃない、感謝や誠実さを備えることができる。

広い視野は人を強くするし、魅力的にする。

そうそう。
コリアジャパンですが、リザルトしか分からなかったので
詳しいことをお伝えできなかったんですが
ちょっとお話が聞けました。

エースとして走ることの裏には、アシストの思いを感じるという十字架がある。
そして簡単にアシストっていうけど
それがどれだけ難しいものか、知れば知るほど感じます。

プロが戦うレースで、総合を狙うのか、ステージを狙うのか。
その日取るべき作戦は?一瞬で変化するレースで誰がどう動くのか?

走り方って本当に変わるんだよなって。

彼らが高いモチベーションを持ってくれているから
その姿が人を感動させたり、熱くさせる。
彼らが目標を見失ったら、
たちまち「チーム」は「チーム」じゃなくなる。

そんな覚悟で戦う姿は、やはり伝えたいしもっと知って欲しい。

もうすぐ夏本番です。
また、熱いレースを撮りたいです。