旧サポーターズブログの記事

【レース】全日本TT&Jツアー

久しぶりになんもない週末にとまどいを隠せないハシモトです。
おかげさまで大寝坊をしました。
乙です。

全日本選手権に関する記事へのコメント、本当にありがとうございます。
皆さまの熱い思いを肌で感じ、
ひとつのレースの中に渦巻く様々な思いを実感しました。
そういうチームに関われる喜びを改めて感じます。

北京オリンピックには、2名の選手が選考されます。
全日本選手権は、日本一を決めるという側面と同時に
その出場もかけた重要なレースとなっていたわけです。

ところで。
昨日、バレーボール男子のオーストラリア戦見ました?

この大会で優勝、もしくはアジア1位にならなければ
オリンピック出場「枠」さえも手に入らない。
アジア最強のオーストラリアに勝たなければ16年ぶりのチャンスを逃す。
そんな中、見事なストレート勝ちでした。
胸が熱くなりました。今日も頑張って欲しい!

で。見てて思ったんですよね。
オリンピックに「出場できる」前提で全日本を戦ったロードレース。
バレーボールは、「枠」さえもない状態で戦ってる。

ロードは2名を争ってるわけですけど
その2名の「枠」を獲得したのってどういう経緯か
皆さんご存知ですか?

出場枠は、国際自転車競技連合(UCI)がまず資格を認め
日本オリンピック委員会(JOC)に参加資格枠について通知があり
正式に「出れるよ」と認めてもらえるわけです。

日本は
2007年のUCIアジアツアー国ランキングで2位になったことで
UCIオリンピック参加資格制度により出られるということになったのです。

つまり、日本の選手達がアジアツアーで良い成績をあげ
UCIポイントを積み重ねてきた結果「やっと認められた2枠」
というわけなんですね。
そう考えるとすごくないですか?

アジアツアーを積極的に戦い
UCIポイント獲るということを愛三レーシングはこれまでやってきた。
もちろん他の日本チームも頑張ったから、2枠が得られた。

オリンピックの選考基準に、個人のUCIポイントが加味されるので
もちろん自分自身のためもあるけど
まず「枠」がなけりゃ、目指すものさえ得られないわけで。

そう考えると、なんつー長い道のりで
「北京オリンピック目指す!」っていうとこまできてるんかと。

今回の五輪出場選手の決定はまだ発表されていませんが
正式に出場する2名が決まったら
2人で勝負に挑むっていうことは難しいかもしれないけど
堂々と戦ってきてほしいな、と思う今日この頃です。

というわけで。

そんな熱いレースだった全日本ロードから1週間が経ち
あっという間に全日本選手権個人タイムトライアルです。
なんつー早さ・・・。

全日本TT。
たった一人で走る孤独な戦いです。

1人1人が順番にスタートし、ゴールまでただ走りぬく。
チームで走るロードレースとは全く違う、己との戦いです。
そこには甘えも妥協も許されません。
何かひとつでも気を抜いたら、そこで終わります。

昨年のTTでは、最後の最後まで暫定1位だった西谷選手を
メイタンの岡崎選手が気迫の走りで逆転し優勝しました。

そのときの岡崎選手のブログを拝見すると
極限まで自分を追い込むことの凄まじさとともに
TTの世界でも、タイトルを獲得するということの難しさを痛感しました。

自分と常に向き合いながら問いかけながら走る。
見た目は超超超地味に見えちゃうけども。
ロードレースのチーム競技とは全く違ったガチンコ勝負です。

もちろん出るからには、日本一のタイトルは欲しい。
愛三レーシングのチームオーダーです。

廣瀬敏/別府匠/西谷泰治/綾部勇成/盛 一大

以上5名で挑みます。

愛三で注目したいのは、盛一大選手。
数々のツアーのプロローグ(TT)で優勝するなど
TTの実力はお墨付きの盛選手。
昨年〜今年春にかけて、トラック競技の世界選手権などに出場し
スピードを積んできた盛選手ですので、やはり注目選手といえるでしょう。

TTの全日本でももちろん、
優勝したら白いジャージを手に入れることができます。
全日本ロードも終わり、ある意味いい感じに気が抜けた後の全日本TT。
吉報を期待したいですね!

全日本選手権個人タイムトライアルは
明日6月8日(日)秋田県大潟村ソーラースポーツラインにて開催。
9:20から順にスタートし、1人30キロを走ります。
11:00には結果が出ていると思われます。


・・・


で。
全日本TTと同じくして、長野県北安曇郡栂池(つがいけ)にて
Jツアー第2戦となる、
全日本実業団個人タイムトライアルが開催されます。

こちらは一日に2レース。
予選、決勝が午前と午後にそれぞれ行なわれます。

午前に予選があり、勝ち残った100名が午後の決勝に進出。
決勝の個人TTは
標高差875キロ、平均勾配7.5%、最大勾配9.0%と
秋田の全日本TTとは全く種類の異なる、過酷なコースです。

愛三レーシングチームからは

鈴木謙一/品川真寛/秋山英也/鈴木譲 の4名が出場。

秋田は遠いですが、
こちらはなんとか許容範囲内の場所だと思いますので(笑)
応援に行かれるという方は、どうぞ宜しくお願いします!

今回ハシモトはどちらもいけませんので
いろんなところからの情報を元に、自宅で勝利を祈ってます。
(久しぶりかも?)

でもさ。
家で結果待ってるほうが、
現地にいるより何倍も疲れるんだよねぇ〜〜〜心労で…。