本日(18日)国内最大級のステージレース
第12回ツアーオブジャパン(TOJ)が開幕し
第1ステージが、大阪府堺市で開催されました。
オリンピックイヤーの今年は
このTOJも北京代表枠の選考レースに加わっており
例年以上に注目度の高いレースになっています。
大阪から東京まで毎日レースを転戦していく
全走行距離約900キロの長き戦い。
初日の「堺ステージ」は平坦基調で
毎年大集団でのゴールが見られる
スプリンターに有利なコースになっています。
北京に最も近い男「西谷泰治」を擁する愛三レーシングのエントリーは
エースナンバーをつける綾部勇成選手を含む
西谷泰治、盛一大、鈴木謙一、品川真寛、秋山英也の6名。
レースは12:00にスタートしました。
今日も会場には「愛三フラッグ」が!
選手の走りを後押しします。
レースは序盤に愛三鈴木謙一選手を含む5名が抜け出し
1分程度の差をつけ、メイタン清水都貴選手が
ホットスポットできっちりとポイントを獲得した後、集団に吸収されます。
この後集団からメイタン岡崎・福島康司選手、ニッポエンデカ真鍋選手
ブリヂストンアンカー長沼選手の4名がアタックし抜け出します。
この4名は終盤まで逃げ続け、
後ろの大集団との差は一時2分30秒までになりました。
集団の中で走る品川選手。
場所を移動し、最後のコーナーの辺りで撮影しました。
選手がもんのすごいスピードで飛び込んできます。
超ハヤイ・・・。
これは最後のゴールに向けた位置取りなどが難しそうだ。。
なんとか撮れた写真たち(笑)
盛選手が集団の先頭辺りで通過。
綾部選手も集団の中でアシスト選手に守られながら走る!
どんだけ速いねん!(と突っ込まずにはいられない)
レース終盤では、逃げの4名に対し
後ろの大集団が差を縮め始め、残り1周回前に逃げを吸収します。
逃げ続けた4名の選手。
集団の前方に位置する西谷選手。
最終回を告げる鐘がなる中、スタートゴール地点を1人で通過する岡崎選手。
しかしその後ろには集団がもうすぐそこに接近しています。
全ての逃げは吸収された最周回。
勝負は最後のゴールスプリントに持ち込まれます。
最終コーナーで位置取りが激しくなる中、落車が発生。
このハプニングが良くも悪くも勝敗を分けました。
最終ストレートのもがきあいの中この激戦を制したのは、
サウスオーストラリアのザッカリ・デンプスター選手。
そのすぐ後ろに愛三西谷泰治選手が2位でゴール!
あと一歩届かずでしたが、素晴らしい追い上げでした!!
上位9名以降は集団ゴール。
愛三綾部選手、盛一大選手、鈴木謙一選手、秋山英也選手、
品川真寛選手は10秒のビハインドで集団ゴールしています。
西谷選手は個人総合でトップと4秒差の2位(日本人トップ)
ポイント賞でも3ポイント差で2位となっています。
心配されていた品川選手の怪我は
擦過傷がひどいものの、大丈夫のようです。
レース後の綾部選手。
さあ、明日以降どんなレースを見せてくれるのか楽しみです!
【現在総合2位の西谷泰治選手のコメントです】
今日は綾部選手を集団ゴールさせること、
そして自分もチャンスがあれば狙っていく作戦で展開した。
レースは最後ムロズの選手2人がアタックをし
最後オーストラリアの選手による動きで間が開いてしまい
例年のような展開でない、ある意味「予想外」の状況になっていた。
この局面で、愛三では盛選手、品川選手らがいい動きをしてくれた。
今後スプリントに備える際に頼れる「鉄板」になってくれるだろう。
この2名の先行でいい位置でスプリントすることができた。
落車があったが予想の範囲以内であった。
品川選手のケガもなんとか大丈夫そうで安心しました。
初日としてはよい手ごたえを感じることができたと思う。
2位でゴールした際に手をあげたのは
悔しいときについ出てしまう「癖」で
今回しっかりアシストしてくれたのにあと一歩及ばなかった不甲斐なさで
ついハンドルをたたいてしまいました(笑)
今大会はオリンピックの選考にもなっているし
終了1週間後には全日本選手権も控えている気が抜けないレース。
今回は他の選手がエースだが、
エースをしっかりサポートしつつ、狙える場面では積極的に狙って行きたい。
いい形で今大会を終えられるよう頑張りたい。