旧サポーターズブログの記事

【インタビュー】鈴木譲選手

鈴木 譲選手  yuzuru SUZUKI
【譲選手のブログ】 http://yuzurusuzuki.net/

2006   YOUCAN SPECIALIZED NISSO
2007   チームミヤタ
2008〜 愛三工業レーシングチーム


チームミヤタでメキメキと頭角を現していた鈴木選手。

これから!という矢先にチームが解散。
昨シーズンを戦い終え、
今年から、愛三レーシングチームの一員となりました。

シャイでクールな印象ですが、きっと切り崩してみせる(笑)
と橋本の個人的な2008年の抱負をここに宣言しつつ
インタビューに突入であります☆



管理人
ミヤタでは戦う相手として接してきた
「アイサン」というチームにはどんな印象を持っていましたか?



ツールド熊野やJツアー争いなど直接対決が多かったので
とても強いというか恐ろしかったです(笑)
もう敵に回したくないですね。

管理人
なるほど。熊野とかねぇ〜ありましたね〜バトル!
実際に加入してチームの雰囲気はどう?



自分はこの業界に身を投じて日が浅いし、
人見知りするのでやっぱり緊張しましたね。

チームの雰囲気は
オンオフの切り替えがはっきりしてるな、と思いました。
田中監督は、多分相性良い?と思います。

管理人
なかなか鋭い目線をもってますねぇ!
田中監督と相性いいんだ(笑)これは楽しみ。

年末に新メンバー揃っての顔合わせ合宿が行なわれましたが
愛知の練習コースはどうでした?



コースは少し走れば走りやすいところもありそうでよかったです。
風が強いですが・・・
走りのほうは、平和なときと平和じゃないときがありますね。
自分にとってはレースより辛いかも・・・(笑)

管理人
平和なときとそうでないとき・・・やっぱそうなんだ(笑)

ミヤタで一年。
ステージレースやワンデイなど色んなレースを走ったと思います。
選手として、自分の持ち味をどう分析しますか?



上りも平地もソツなくこなせるようになってきたので、
いろいろな場面でアシスト出来るんじゃないかなと思っています。



管理人
国内中心、Jツアーを盛り上げるというコンセプトで
ミヤタで走ってきたわけですが
愛三では、アジアツアー中心と活動内容も異なります。
どんな走りをしたいですか?



活動内容はアジアに広がりましたが、
いままでも、国内の重要なレースでは
基本的にアシストをしてきたのでとく変わらないと思います。

でも、力があれば役割が逆転することも経験してきたので、
さらに精進していきたいです。


管理人
ところで。
アイサンのジャージを着てその姿を自分でみてどうだった?
黄色いジャージから青いジャージ。
結構印象変わりますよね。



そうですね・・・どうなんだろ?
案外似合ってる?かも・・・早く定着させたいですね。


管理人
アイサンでの初めてのシーズン。どんな思いで臨みたい?
ファンへのメッセージもお願いします。



今年はエリート1年目として
ムラのない走りができればと思いますし、
それが求められてくると思っています。

強い愛三の一員として恥ずかしくないようがんばりますので、
応援よろしくお願いします。 


・・・


自分の所属するチームが解散になるって
ものすごい衝撃なんだと、本当に思います。

鈴木選手は1985年生まれなので、22歳。
(ちなみに自分とは10歳違い・・・コレも衝撃なんだけどね)

22歳といえば、大学出て就職する年でしょ。
晴れ晴れとした思いで入社したらいきなりなくなっちゃったわけですよ。
会社が。

解散したのは誰が悪いとかじゃないくて
仕方ないことだから、そういうんじゃなくてさ。

22歳で、かなり決意してこの道に進むって矢先だったと思うと
なんというか、自分だったらその先をしっかり見据えて
行き先を決めて、進んでいく強さを持てるのかなって。
そんなことを感じてしまったわけです。

もちろん、もっと若いときに厳しい決断をしてきた選手も
この世界にはたくさんいるよね。
スポーツの世界の厳しさを感じます。

そういう意味でも、なんか鈴木選手には
表に出さないハングリーさが垣間見えるような気がするのです。
表にはでてこないけど
去年一年間で、たくさんのことを経験し吸収してきたんだろうなと。


一口に選手といっても、歩いてきた道筋は本当に様々です。


愛三の選手も、本当に色んな道を歩んできて、
今ここにいて、前に進んでいる。
ヨーロッパを経験したきた選手、大学で厳しい練習に耐えてきた選手。
どれも自分で決めて、そこで色んなものを吸収し、
「自分の選手像」「自分の目指すチームの姿」を描いている。

だから本当に色んな考え方があふれてます。

惜しまれて解散したチームミヤタ。
多くの熱いファンに囲まれて、国内レースを盛り上げようと戦ってきた。
そんなミヤタから加入した鈴木選手にもまた、
まだ口には出さない、様々な思いがあるんだろう。

これまでもらったもの、得たもの、周りの人の声、いろいろ。
たくさんの人に応援をもらい
心通じ合う人と出会うたびに
自分がものすごく多くの人に支えられて過ごしていることに気がつきます。

だからこそ時に、
自分を貫けなかったり
理不尽に思うことがあったり、するかもしれない。
葛藤することも、あるかもしれん。


この一年間、愛三で受ける様々な刺激が
鈴木譲という選手を創っていくことになるんだと思います。

今年から愛三レーシングで走る鈴木選手が
どんな風に戦っていくのか、どんな選手になっていくのか
まったくまったく未知数です。

「愛三で走ってよかった」
そうシーズン終わりに胸を張って言ってくれるといいな。

そしてこのチームでまた、
たくさんのことを吸収して、より魅力的な選手になってほしい。
そして日本のレースシーンを盛り上げていって欲しいと思います。

今年一年間、見守って行きたいです。
(うーん、また弟が1人増えた気分です)