旧サポーターズブログの記事

◆ニュースをうけ考えます

国内で活躍する自転車チーム「チームミヤタ」の
今季限りの解散が本日発表されました。

チームミヤタ 公式サイトより
http://www.team-miyata.com/news/index.html

私は今年から、ボランティアという立場ではありますが
日本のレースシーンを担う愛三レーシングのサポーター
また、広報としてレースを見たり、話を聞いたりして
自分なりに見させていただいて、
ミヤタというチームがなくなってしまうことに
やっぱり、残念、という感想を覚えました。

どこにいってもチームがなくなっても選手は選手だし
感動をくれることは間違いないけど
あのチームだからこその感動もあったと思う。
感動をくれた選手が所属するチームがなくなるということは
素直に悲しいなぁと。

・・・

うーん。
チームを存続させる、ということはとても難しいことだと
聞いたり、見たりして感じてました。

色んなチームがあって色んな事情があるけど
一番近くで見ているアイサンというチームに限っていえば
自転車とまったく関係ない会社が母体となってチームを運営している
ということの意味を考えたら、
また違った方向性で、日本のレースシーンに大きく貢献していると思う。

それは、客観的に
母体に安定感があるということとは別で
その環境を維持すること、
維持したうえでチームとして結果を出したり、
ファンの期待にこたえたりすることは
普通に、努力や苦労がなければ持続できないことだと感じます。

日本において企業のもつチームの環境は
他の競技でも、どんなに凄い選手がいるチームでも
運営が困難になり、チームがなくなるということは
実際にあります。

実際、近くで見ていると選手も監督も決して
あぐらをかいてるようには見えないし、
アイサンの歴史と、これまで所属した選手、今いる選手の努力が
チームの魅力として現在に結びついていると思えます。

・・・

日本の自転車チームといっても
様々な立場や環境があって、それぞれにアプローチがあると思います。

このブログでは、もちろん愛三レーシングのことが中心なので
アイサンのことをメインに書きますが
「番外編」などを書くようになったのも
レースを見ているうちに
アイサン以外にも、魅力あふれる選手、チームがあることが
よく分かったからです。
たくさんの感動をたくさんの人に共有してほしい。
そんな想いです。

どこかのチームのファンだから、それ以外はみんな敵なんて思えないし
自転車を応援するファンには
穿った見方をしない方が多いことも、肌で感じています。

TOJなんか、ニッポメイタンの選手が活躍し
ステージ優勝したときなんかは
ちょっとは悔しいけど、やっぱり感動しましたし・・・。

ミヤタの選手だって
ベテランの選手の走りや考え、若い選手の頑張り、気持ちなんが
それぞれのブログを拝見したり、実際レースを見たりしていると
日本の自転車を応援するファンとして
素直に、感銘をうけることたくさんあります。

チームミヤタは、
応援するチームファンという枠を超えて
ファンに近いチームだと思ってみてました。
栗村監督の並みならぬ活動にいつも感動してますし
選手ひとりひとりの考え方、振舞い方も
「チーム」という場所を通して、全力で発信しようとしている。

新しいシーンでも、活躍してくれることを期待したいです。

・・・

安定した環境はそれを維持する並大抵でない努力と信念があり
それにどれだけ危機や恩恵を感じてレースをできるかは
選手ひとりひとりの考えにも関わってくる。
存続の危機を常に抱えながらチームを維持することも
また違った苦労もあると思う。

どこが偉いとか、頑張ってるとかでなく
どこも大変さは同じに感じます。

ただ、
レースを見るファンにとってはやっぱりレースの結果、見えるものが全て
という印象になってしまうのかな?
もっとできるだろう?なんて渇を入れるファンの方もいるかもしれませんね。

・・・

私は趣味の延長かもしれませんが
レースをみたり、こうしてブログをかいてきて
ひとつのチームを通して、その魅力を伝えていくことで
日本のレースシーンが活性化し、
日本で自転車を応援する方がもっともっと増えて欲しいと願ってます。

愛三レーシングというチームの魅力を発信することで
そのきっかけづくりに
少しでも貢献できたらいいなぁと思ってます。

感動を強要することはできませんし、心が勝手に動くものだから。
でも、その種や芽さえ、知られていない世界だから
少しでも自分の感じたものをお伝えすることで
こんな世界があることを知って欲しいなと思います。

その先ファンの方をつなぎとめていくのは
選手やチーム自身の力ですからね。
これからも日本のレースシーンを見守りながら
できることをしていきたいと思ってます。

・・・

明日2日、三重県熊野市で全日本実業団対抗ロードが開催されます。
今回も、様々な思いをもったチームが
熱い戦いを繰り広げることでしょう。
自転車は本場はヨーロッパかもしれません。
でも、やっぱり日本のレースでも
いつでも、ドラマがあり感動があります。

日本の自転車をとりまくメディアには
それらをしっかり伝えていって欲しいと思いますし
自分も、アイサンレーシングというチームを通して
できだけ、伝えて行きたいと思います。

長文でお目汚し、失礼しました。