旧サポーターズブログの記事

●まだ始まったばかり


去年の今頃、自転車に選手に出会いました。
あれからたったの一年。
でもこの一年の間に、素晴らしい活躍をたくさん見せてもらえました。
「選手」という存在だからこその、パフォーマンス。
勝利した選手のその存在感、メダルをとったその姿に
何度も感動をもらいました。

そして、「選手」という人たちの
葛藤や苦しみ、疑問、怒り、そういうものも垣間見ました。

勝つことを目標に走り続ける選手たち。
自分のため、ファンのため、色々な思いで走る。
私は選手に対して常に励ます気持ちは持っていますが
それは「絶対に勝ってほしい」という思いではないことに気がつきました。

勝つことでもらえる感動と、
選手がレースを走ることでもらえる、感動の種類が違う。
いろんな感動があると気がつきました。

スポーツは勝つことが一番いいことなんだと思っていた自分には
驚きでした。


たくさんの期待と、自分自身の証のため。
ケガをしても勝ちたいという思いからレースを続けたりすること。
その原動力ってなんだろう。
人は結果しか見ないし、話題にしないから
答えは分かりません。


選手が示すパフォーマンスは、
プロであればあるほど、生き方考え方そのもののような気がします。
行き着きたい場所をしっかりと見据え
努力している(しようとする)選手は、やはり魅力にあふれています。

これは、自分たち普通に生活する側にもいえる気がします。
努力や壁や思慮や向上心や悔しさや。
様々な経験とちゃんと向き合える人は、
伸びる可能性が大いにある、魅力ある人間になれる、そう思います。

そんな思いを選手の走りに見ているのかもしれません。

でも選手だから結果を残したいんですよね。
十分感動をもらっていますが、
選手は勝つために日々努力をしているから納得いく結果に結びついてほしい。

応援ってそんな祈りにも似ている気がします。


胸を打つ走りを見たい、
それをしようとする選手がそこにたどり着く姿を見たい。
レースという舞台で、その瞬間に出会えれば幸いです。