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【インタビュー】ジョニーが語る  ツールド台湾

チーム初戦の「ツールド台湾」(3月18日〜24日)を終え
田中ジョニー監督、選手達は無事日本に戻ってきました。

「初戦と思えないほど色々あった・・・」

ジョニ監にそういわしめた今回のツールド台湾。
アジアリーダー、総合上位をひた走る廣瀬選手を
徹底アシストするものの、落車、負傷などありまくり。
勝負の分かれ目は第6ステージへ。
しかし…。

そして。最終第7ステージで廣瀬選手の優勝。
ドラマありまくりの7日間だったようです。

今回のインタビューでは、開幕戦で初監督指揮をとった
田中監督にお話を聞きました!

最初に言っときます。チームっていいなぁ(泣)


管理人
おつかれさまっした!色々聞きたいことありますが。
まず、新チームになっての初レースを全体的に振り返ってどうです?

ジョニー
(もう覚えた?田中監督はもうジョニーって言わないと振り向かないよ)
開幕戦としては、思ったより選手の動きが良かったかな。
1月から丁寧に段階を踏んで
沖縄合宿では8人揃って、レース感覚の練習もできた。
でも初戦が海外のレースだったんで
レース勘みたいなの、鈍ってるか?と思ってたけど。
今回は、成績はそれほど求めてなかったんだよね。
取れたらヨシ、くらいな気持ちだったから。

新チームの監督として、指揮をとった感触は?

ジョニー
西谷は最初に足が攣ってしまったけど、やはりいい走りをしていた。
敏は言わずもがな。
匠のリタイアは痛かったけど、本人が一番分かってるから。
綾部も落車し背中を痛めて完全ではない中、よく走った。
今回初海外レースのケンケンは、アシストとしてよく働いてくれたよ。
これまでクラブチームにいて
本格的なアシストをしたことない中、とまどいもあっただろうけど
一日一日仲間に色々教えてもらいながら、成長していくのが分かった。
アイツにとってもプラスになってると思う。

実際7日間あって、それぞれのステージはどうでした?

ジョニー
はっきりいって、第6ステージ以外は、良かった。
このステージは、選手たちはしっかり走ってくれた。

監督としては、だめだったの?

ジョニー
うーん…。日頃ね、
「他のチームをあてにするな。自分のチーム、自分自身だけを信じろ」
って選手に言ってるんだよ。
もちろん自分もそういう気持ちでいる。
でも、そういってた本人が、それを全うできなかった。
※レースリポートはチームHPで!

アイサンとして勝負をかける重要なステージ。
敏には、アタックかかるまであわてるな、と言っていた。
集団にリーダージャージとそれに付随する選手がいたから。
完全に自分が他の選手をあてにした結果で、采配ミスだった。

試合が終わったあと、ものすごくおちこんだよ。
ホテルでは匠と一緒の部屋だったんだけど
彼がいない間、1人で泣きましたよ…。ふがいなくて。
綾部も心配して励ましてくれたんやけど、
今は落ち込むだけ落ち込んで、切り替えるから待っててくれって。

そっか…。
で、その次の日、最終レースで廣瀬さんが優勝!
むっちゃ嬉しかったね!

ジョニー
ほんと。ドラマかと思ったよ。できすぎやーって(笑)
なんかね、選手時代、作戦が失敗したりしても
ここまで落ち込むこととか、悔しいって正直思うことそんなになかったんだよね。

監督としてレースして全然選手のときと感覚は違いますよね。

ジョニー
そう、全然違う。
第3ステージに、泰治が足痛くてさ、初日で攣ったとこが。
無理なら降りてもいいって言ってたの。
でも、敏をアシストしつつ、結果ステージ3位で。
後ろからみてて興奮したし、
足攣ってそれでも必死に戦ってる姿見てたら目頭が熱くなってきて…。

最終ステージ、敏は優勝したけど
6人で逃げてるときの顔が辛そうだったし。
最終ステージではね、残り2周のところで急遽1周に変更になって
それにうまく気づいて敏が抜け出せたの。
ほかの5人はお見合い状態になったから、有利になった。
それで優勝。

色んな意味で、選手として中にいたときと全く違う興奮だったよ。


しかし初戦とは思えない濃い内容だったよね…。

ジョニー
ほんと!
今回の台湾で、喜怒哀楽の全てを感じたよ。濃い7日間だった。
毎回こんなレースばっかりだったら大変だよ(笑)
疲れたけど、自分自身成長できたレースだったことは間違いないね。

・・・

やっぱり結果の文字だけでは分からない
たくさんのドラマがありましたね〜〜〜。
勝負の分かれ目って、どこでどうなるか、ほんと分からないんだ。
「自分自身と自分のチームを信じること」それに尽きるのかもしれません。

・・・

そんなジョニー。
帰ってきたら、髪型が変わっておりましたの。
「髪きった?(タモリ風)」と言ったら
「そーそー!台湾できったんだよー」と。

運命の第6ステージ前日。
ジョニーは台湾滞在中「髪きりてぇ」と思っていました。
そんなジョニーを釘付けにしたのが、ある美容院。

その名も「和 美男髪」
びだんぱつ?
カット450元(日本円で1620円)

オーナーらしき女性の名札は
あきらかに日本名で「マサエ」と書かれている(笑)
名前に引かれ店内にはいったジョニーは
あやしきマサエに髪を切ってもらうわけだが
なんでも美男髪では、毛穴をキレイにするシャンプーもあるとのこと。
値段は250元。

ジョニー、毛穴をきれいにコースお願いしました。
マサエが仕事熱心なのか、毛穴きれいにコースのメニューなのか
なんとシャンプー8回もされてしまったわけで。
(毛が抜けるんじゃないでしょうか?逆に…)

買出しに行くわ、といって外出し小一時間。
シャンプーされまくりでさっぱりしたジョニーに
翌日第6ステージの悲劇が待っていようとは!


 平和だった頃。  その後。