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【インタビュー】 盛一大選手


        盛 一大選手 kazuhiro MORI
      1982年9月17日生まれ 24歳

おまたせしました。
愛三レーシングのムードメーカー 盛選手にインタビュー!
自転車の名門、日本大学卒業後、2005年に愛三レーシングへ。
何でもたべて どこでも寝れる のびのび健やかな盛ちゃんです。

今回は、イギリス・マンチェスターで2月23日から開催される
UCIトラック ワールドカップ第4戦に日本代表として出場するということで
出発前にお話を伺いますよ。


管理人
今週金曜日には、ワールドカップに向けて
愛知を発つんですよね?
どんな感じなんですか??


前回のロサンゼルスの大会に出たとき
「次のマンチェスター盛でいくよ」って言われて。
でもまだ正式に出る種目が決まってないんですよ。
スクラッチかポイントにはなると思うんですけど。
現地に行ってから決まるんで・・・。
今、これといって明確に目標がいえないんですよね〜
すいません。


そうなんだ。
でもやっぱり行くからには、やってやろうって気持ちはあるよね。


やっぱりここで上位に入ってポイントが取れれば
4月の世界戦に出れるんで、選手としてはチャンスと思ってます。
今回ワールドカップで走って
一ヶ月後に世界戦となったら、ちょうどいい感じで走れると思うし。
うまくいったら沖縄合宿からすぐ世界戦に向けてってなるんで
めちゃめちゃハードですけどね。


普段はロードを走ってるわけで
トラックって全然競技が違うわけじゃないですか。
毎回思うんだけど、よく走れるなぁって。結果も残してるし。


自分にとってはトラック競技って苦じゃないんですよね。
愛三にきて、ロードメインでやってるけど
大学時代、学生時代はトラックでガンガン走ってたんで。


前回のロサンゼルスから監督が変わったけど
どうでした?


マニエさんが監督になったことで
(JCFナショナルディレクターに就任したフレデリック・マニエ氏)
海外のチームとつながりもあるし、
コミュニケーションがとれる機会が増えたし
これから少しづつ体制も変わっていくんじゃないかと思います。


話は変わりますが。
昨シーズン振り返ってみてどうだった?って話してないよね。


うーん。
愛三というチームにとっては良かった一年じゃなかったですかね。
結果も出たし。実業団は落としちゃったけど。
やっぱ北海道(ツールド北海道)とったのが
一番大きかったですよね。
個人的には、トラックとかナショナルチームでもやったけど
愛三のジャージ着ての結果じゃないんで・・・。


そういえば、今シーズンから日大の後輩が入りますね。
今年の目指すところは?


今まで自分が一番年下だったんですけど、
もう甘えられないな、と思ってます。

平均年齢も若くて、自分で言うのもなんですけど
今一番勢いのあるチームだと思ってます。
愛三の選手一人が動いたら、
他のチーム全員が動いていかないとまずいって思わせるくらい
マークをバンバンされるくらいの存在、になりたいですね。

実は僕、ロード初めてまだ一回も勝ったことないんですよね。
トラックとか、プロローグではありますけど。
だから一回は勝ちたいなぁって思ってます。


・・・
第一印象は「この子ピアスつけとる!いまどきの若者や」(笑)

去年の春からの一年間、レース見たり、
それ以外のところで色んな話をしていくうちに
ぐんぐん上に向かって伸びていくひまわりみたいな
おおらかさとたくましさを目の当たりにし
盛選手は、目が離せない存在になりました。
写真を撮っていても楽しい、
もっと撮りたいと思わせる、存在感のある選手です。

盛選手を一言で表すと「可能性」
そして可能性っていうのは、生命力の強さなのかなぁ。
24歳という若さについては
「もう勉強する時期は終わっている」ときっぱり言っていました。
これからは、結果を出すだけだとも。

今まで触れたことがなかった話で
これまで大きな怪我をしたことがある?って聞いたら
高校生のときに落車して指を骨折したことがあるらしい。
たしかに指に傷があるなぁって思ってたけど
「これだけしか曲がんないんですよ」って手を見せてくれた。
フツウに笑って。
「命はってんっすよ。みんな。」って。そう言っていました。


今年も選手皆、怪我なく満足いく戦いをしてくれることを
祈らずにはいられません。


全国●千万人の盛ファンを代表して
おごっておきました。
バレンタインですから。